今こちらの記事を読まれているということは以下のいずれかだと思います。

 

  • アジルバ錠を飲んでいる
  • 服用を勧められた
  • 服用中の家族がいる

 

ここではアジルバ錠について以下のことをお話しています。

 

アジルバ錠とは

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アジルバとは2012年に発売された降圧剤(血圧を下げる薬)です。
一般名はアジルサルタンと言います。

 

比較的新しい薬です。
まずはこの薬がどういった働きで血圧を下げるのかについて。

 

血圧とは血管にかかる圧力のことを言います。
圧力がかかる主な原因の一つは血管の収縮です。

 

つまり血管があまり収縮しすぎないようにすれば血圧は下がります。

 

で,血管の収縮をコントロールしているのはアンジオテンシンⅡというホルモンです。アジルバはこのアンジオテンシンⅡの働きをブロックすることで血管の収縮を抑え血圧を下げています。

 

 

このアンジオテンシンⅡに働きかける降圧剤は現在7種類。
ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)といわれています。

 

 

他の6種類をあげておきます。

 

アジルバ以外のARB
  • ニューロタン
  • プロブレス
  • ディオパン
  • オルメテック
  • ミカルディス
  • イルベタン/アバプロ

 

うん。
薬の名前ってこんなんばっかりですよね。

 

ゲームに出てくる呪文、もしくは古代ギリシャの神々の名前にありそうです。

 

アジルバ錠の効き目

 

アジルバの特徴
  • ARBの中で降圧効果はトップクラス
  • 1回の服用で24時間効き目がある
  • 服用開始後徐々に効果が現れ数週間でピークになる

 

アジルバの特徴は『ARBの中で降圧効果が最強』ということです。
アジルバ錠の発売前はオルメテックが最も強いと言われていましたが、現在はアジルバの評価が高くなっています。

 

また効き目の持続時間も長く
1日1回の服用で十分な効果を発揮してくれます。

 

アジルバの剤形

 

アジルバ錠の剤形(規格)は3つあります。

 

  • アジルバ錠 10mg
  • アジルバ錠 20mg
  • アジルバ錠 40mg

 

通常使い始めは20mgから始め、必要に応じて40mg、効果によっては10mgと使い分けを行います。

 

気になるのはその効果。
これを飲むことでどのくらい血圧が下がるのか……

 

効果の出方は個人差がありますが一定期間服用することで平均は

 

  • 収縮期血圧が20mmHg下がる
  • 拡張期血圧が12mmHg下がる

 

このような結果が得られています。
少し話は逸れますが、肥満の方が体重1kg減量すると血圧は2mmHg下がると言われているので、それなりの効果です。

 

 

『飲み始めて1週間だけどあんまり効かない』

 

 

これも質問が意外と多い。
このような場合でもアジルバの効果は数週間で現れるためしばらくは飲み続けてみて下さい。

 

またアジルバは利尿剤(尿を促す薬)との相性がいい薬です。
アジルバ単体での効果が不十分な場合でも、利尿剤との組み合わせでさらなる降圧効果が期待できます。

 

アジルバの効果に納得がいかない場合は医師に相談してみて下さい。

 

アジルバ錠の副作用

 

やはり薬で気になるのは副作用。
ディオバン事件でデータの改ざんが見つかり、心象がよくない方もいると思います。

 

 

しかしARBは比較的安全な薬として認識されています。

 

 

適正に服用すれば重篤な副作用が起こることはほとんどないと言えるでしょう。起こりうる副作用を以下にあげておきます。

 

起こりうる副作用
  • 頭痛
  • めまい
  • 発疹
  • 下痢
  • かゆみ

 

上記の副作用を生じる場合があります。
ごく稀に重篤な副作用として以下の症状が報告されています。

 

  • 血管浮腫    → 顔やのどが腫れる・息苦しい
  • ショック    → 失神・冷たく感じる
  • 急性腎不全   → 尿量が減る・手足のむくみ・発熱
  • 高カリウム血症 → 手足や唇のしびれ・筋力低下

 

 

このような症状があれば医師もしくは医療機関に問い合わせて下さい。

 

飲み忘れた場合は?

 

もし飲み忘れた場合は気が付いたときに1回分を服用して下さい。

 

ただし次の服用までは必ず8時間以上あけること。
忘れたからといって1度に2回分の服用は絶対にしないこと。

 

この2つは必ず守って下さい。
医師の指示なしに薬の服用をやめたり、過剰に摂取することは非常に危険。疑問や不安がある場合は医師もしくは薬剤師に相談して下さい。

 

ARBの降圧以外の効果

 

これがARBが多く処方されるようになった理由
……だと思います。

 

もしかしたらお金の絡みもあるのかもしれませんが、我々下々の者には憶測することしかできません。そんな無駄なことする暇があるなら食事管理と運動して血圧改善を試みましょう。

 

……少し話が逸れました。

 

アジルバをはじめとしたARBは血圧を下げる効果以外の作用があることが知られています。

 

 

それは心臓や腎臓の臓器の保護作用。

 

 

そのためARBは臓器障害がある方でも服用できる降圧剤。
前述したアンジオテンシンⅡは臓器の線維化を促進させる作用を持っています。

 

簡単に言うと臓器を固くしちゃうんです。
心臓や腎臓に線維化が起こると心不全や腎不全になり、臓器が十分に機能しなくなります。

 

アジルバはアンジオテンシンⅡの働きを抑えるため、必然的に線維化を抑えてくれる。そのため現在ARBは心不全や腎不全に対して第一選択薬となっています。

 

アジルバ錠の薬価

 

やはり降圧剤は毎日飲むものなので、お金も気になります。
2016年4月に改定が行われた現在の薬価です。

 

規格 薬価
アジルバ錠 40mg 209.9円
アジルバ錠 20mg 139.8円
アジルバ錠 10mg 93.5円

 

いかがでしたでしょうか?

 

血圧の薬はきちんと飲み続けてこそ効果のある薬です。
『あまり効き目がないから』『安定したから』
といって自己判断で服用を中止したり、追加で服用するといいたことはしないで下さい。

 

疑問や不安があれば医師や薬剤師に必ず相談して下さい。

 

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