転倒転落激突などで頭を強く打ったときは脳は大丈夫かな?

 

と不安になりますよね。特に頭痛が治らないときはなおさらです。

 

頭部に衝撃があった場合、最も注意すべき状態は硬膜下血腫です。

 

記事内容

『硬膜下』ってどういうこと?

頭を打った時は脳の反対側に血腫?

たんこぶができてれば安心できる?

 

頭を打ったときは硬膜下血腫に注意

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頭に強い衝撃があり、救急搬送されてくる患者様で最も強く疑われる疾患は硬膜下血腫です。

 

『クモ膜下出血は聞いたことあるけど、硬膜って何?』

 

このように思う方がほとんどではないでしょうか。硬膜とは脳を包む膜のことです。脳を包む構造(解剖)は外側から順に以下のようになっています。

 

頭部の解剖

皮膚 → 頭蓋骨 → 硬膜 → くも膜 → 軟膜 → 脳

 

 

この頭蓋骨と硬膜の間で出血を起こし血腫ができてしまうことを硬膜下血腫というのです。

 

ぶつけた反対側に起こりやすい

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脳は非常に柔らかい臓器です。
そのため一方向から衝撃を受けると頭蓋骨の中で動いて

 

 

衝撃を受けた反対側の頭蓋骨にぶつかります。

 

 

その脳がぶつかる衝撃で出血が起こってしまうのです。その出血が起こり血液がたまった状態を血腫といいます。血腫が硬膜の下、つまり硬膜とくも膜の間でできるため硬膜下血腫というのです。

 

たんこぶができれば大丈夫は嘘

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あなたは頭を打ってもたんこぶができれば大丈夫という話をきいたことはありませんか?このような話が何を根拠に出回っているのかわかりませんが、これは嘘です。

 

そもそもたんこぶって何だかご存知ですか?

 

私は以前整体師の方が自信満々に
『たんこぶは頭をぶつけて筋肉が腫れた状態のものなんだよ!』
と言われているのを聞いて愕然としました。

 

少なくともスポーツでの負傷した患者様を施術することも多いであろう整体師がその程度の知識を持ち合わせていないなんて……

 

世の整体師さん全員がこのような方ではないと思いますが、仮にも施行して料金をいただいているのであれば、しっかりとした医学的な知識を持ち合わせていて欲しいなと思います。

 

 

たんこぶの正体は先ほどお話した血腫です。

 

 

皮膚の下で出血を起こし、血液が溜まったものがたんこぶです。
こちらにCT画像をあげておきます。

 

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ここまでのお話しでたんこぶと硬膜下血腫は何の関係もないことがおわかりいただけたでしょうか。

 

たんこぶは頭部への衝撃により皮膚の下にできた血腫。
硬膜下血腫は頭蓋内で脳が勢いよく壁にぶつかることでできる血腫。

 

つまりたんこぶができたからといって、安心できる要素は何もないのです。

 

もし頭を強く打ってしまい、それ以降頭痛が治まらない場合は一度病院で検査されることをお勧め致します。

 

特にこのような症状がある場合は注意が必要です。

頭痛で救急病院を受診すべき症状とは?緊急で対処すべき6つの特徴!

2016.08.30

 

いかがでしたでしょうか。

脳は重要な臓器であるため、強く頭を打ったときなど心配になりますよね。

 

今回の記事とたんこぶの記載は重複しますがもしあなたが頭を打っていればこちらの記事も合わせてご覧下さい。

頭を打った時は硬膜下血腫に注意!たんこぶができれば大丈夫は嘘!

2016.09.12

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