頭を打ったときの対応は?頭痛と吐き気やめまいが続くと脳出血の危険性

 

救急外来に訪れる方で転倒して頭を打ったという方が後を絶たちません。

 

頭を打ったあと、頭痛に加えて吐き気めまいが続くようなら要注意です。硬膜下血腫の可能性があります。

 

頭を打った時の対応

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『歩いていて転倒した』
『つまずいて頭を壁にぶつけた』
『階段から落ちた』

 

このような訴えで救急外来を訪れる方は多くいらっしゃいます。そんなときはどのように対応すればいいのでしょうか。

 

頭を強く打ってしまった場合、最も注意しなければならないことは意識障害です。

 

  • 衝撃を受けてから意識がない
  • 意識が戻ってもしばらくして意識を失う
  • 時間とともに意識がはっきりしなくなる
  • 数時間後に意識がなくなる

 

このような症状が現れた場合はすぐに救急車を呼んで下さい。上記症状があった場合、衝撃により硬膜下血腫を起こしている可能性があります。

 

その場合はCT検査により診断が可能なため、検査装置のある病院に行くことをお勧めします。

 

 

頭痛と吐き気やめまいが続く

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衝撃を受けたあとに頭痛が続き、吐き気やめまいなどの症状がある場合も注意が必要です。意識障害がなくとも以下のような症状があれば注意して下さい。

 

  • 嘔吐がある
  • 吐き気がある
  • めまいが続く
  • 言葉がはっきりしゃべれていない
  • 話している内容が理解できない
  • 目の焦点があわない
  • 鼻や耳からの出血がある
  • 手足に麻痺がある

 

このような症状も非常に危険なサインとなります。むやみに動かさずに救急車を待って下さい。

 

外傷性の出血があった場合

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頭部への衝撃で皮膚が切れて出血があったらびっくりしてしまいますよね。頭部の表面には血管が多く存在します。そのため、見た目の出血量は多いですが、命に関わるほどの出血はめったにありません。

 

落ち着いてしっかりと圧迫することでたいていの場合は止血できます。目で見て皮膚がぱっくりと割れている場合は外科や皮膚科に行き縫合してもらいましょう。

 

頭部の外傷で最も怖いのは脳へのダメージです。
頭をぶつけてもたんこぶができていれば大丈夫という話を聞いたことはありませんか?

 

たんこぶができれば大丈夫?

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どこでこんな話が生まれたのかはわかりませんが、全く大丈夫ではありません。都市伝説ですね。

 

たんこぶの正体は皮膚と骨の間の内出血です。(血腫といいます)たまにたんこぶは筋肉が腫れたものです。というような情報がありますが、CT画像で見れば明らかです。

 

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こちらは転倒して頭部打撲で救急搬送された方のCT画像です。この左側の赤丸で囲まれた部分がたんこぶですね。白いくなっているのがおわかりいただけると思います。たんこぶが皮下出血であることが一目瞭然ですね。

 

転倒したときに起こる出血である硬膜下血腫の多くはぶつけた反対側に現れます。柔らかい脳が外部からの衝撃を受けて反対側の頭蓋骨にぶつかるためです。

 

このようにたんこぶができたからといって脳にダメージがないこととは関係ありません。
もし頭に強い衝撃を受けた場合で普段と異なる症状があれば、速やかな医療機関の受診をお勧めします。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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