論文データ改ざん問題が発覚したディオバン
年間売上は1000億円以上もある薬です。

 

この改ざんはデータを実際よりも悪く見せていたというもの。

 

ん??
普通データは良く見せたいですよね?

 

なんでわざわざ悪く見せる必要があったのか……

 

とりあえずディオバンってどんな薬?

 

まずディオバンについて。
ディオバンは降圧剤の一種です。
血圧を下げる薬。

 

ディオバンは降圧剤の中でも『ARB』いう種類になります。

 

 

比較的副作用が少ないとされる種類です。

 

 

ARBにはこのような薬もあります。
日本では現在降圧剤の中でカルシウム拮抗薬が最も多く処方されているそうです。しかし、現場の印象だとARBの処方が多いのでは?という感覚もあります。

 

 

ARBは心不全や腎不全でも使用される薬です。
降圧剤としてだけでなく、臓器保護の目的でも使用されます。

 

 

データ改ざんは実はこの臓器保護がポイントです。
これ覚えといて下さい。

 

ディオバンの副作用

 

ARBは副作用が少ないことが売りの1つ。
ディオバンの主な副作用として

 

  • めまい ふらつき
  • 頭痛
  • 動悸
  • 腹痛
  • から咳
  • 発疹
  • 倦怠感
  • 光線過敏症

 

上記症状が現れることがあります。
ごく稀に重篤な副作用として

 

  • 血管浮腫    → 顔や唇、喉の腫れ
  • 肝炎      → 食欲不振 顔や目が黄色くなる
  • 腎不全     → 手足のむくみ 尿量の減少
  • ショック 失神 → 嘔吐 冷感 意識消失
  • 高カリウム血症 → 手足や唇の麻痺 しびれ

 

 

このような症状が現れた場合はすぐに医師もしくは医療機関に問い合わせて下さい。これらの副作用は正直どのARBでも似たようなものですが、近年明らかになった副作用もあります。

 

 

それは 中毒性表皮壊死融解症 皮膚粘膜眼症候群 多型紅斑 天疱瘡 類天疱瘡 というものです。

 

 

うん。
読む気にすらならない笑

 

これはどれも皮膚が赤くなり、全身に水痘やびらんができるものです。2000年から2013年のデータで明らかになり、ディオバン重篤薬疹の副作用に追加されました。このような症状は個人差もありますが、

 

ディオバンから他のARBに変更することにより症状がなくなったとの報告もあります。

 

薬には相性も存在するため、『副作用かな』と思うことがあれば、必ず医師もしくは薬剤師に相談して下さい。

 

ディオバンの効果はどのくらいもつ?

 

ARBの効果についてはこちらの記事でお話しています。
ここではディオバンがどのくらいの期間で効果が現れるかについてです。

 

ディオバンは1日1回の服用でしっかりと効果がでます。
といっても飲み始めて1~2日で顕著な効果は現れません。
個人差が大きい部分ではありますが、

 

だいたい2週間~1ヵ月程で数字上の効果が現れると考えておいて下さい。

 

ディオバンの剤型

 

正直剤型とかどうでもいいですが、もしかしたら需要あるかもと思って書いときます。

 

ディオバンの剤形は8つ。

 

  • ディオバン錠  20mg
  • ディオバン錠  40mg
  • ディオバン錠  80mg
  • ディオバン錠 160mg

 

  • ディオバンOD錠  20mg
  • ディオバンOD錠  40mg
  • ディオバンOD錠  80mg
  • ディオバンOD錠 160mg

 

OD錠というのは口の中に入れると唾液に反応してすぐに溶けるタイプの錠剤。

 

これ結構重宝するって言われる方多いんですよね。
水なしで服用できるのがいいみたいです。

 

特にありがたいと言われるのが高齢者。
こういう本来の効果以外の付加価値ってなんかいいですよね。

 

売り上げあげるための付加価値ですが、こういう喜ばれるサービスはどんどん開発すべきだと思います。

 

服用するタイミングは?

 

服用するタイミングとしては食前・食後どちらでも構いません。
これはどのタイミングで服用しても降圧効果に差がないためです。

 

もし薬を飲み忘れた場合は気づいた時点で1回分を服用して下さい。

 

 

ただし次の服用までは必ず8時間以上あけること。
忘れたからといって1度に2回分の服用は絶対にしないこと。

 

 

この2つは必ず守って下さい。
ごく稀にその日の血圧によって服用する量を自分で調整している方もいるようです。

 

うん。
気持ちは分からなくもない。
特に薬の副作用を気にしすぎる方とか。

 

でも絶対ダメ。
本来薬は飲まない方がいいもの。

 

でも身体への影響や万が一、副作用が現れたときの対応にも影響を与えかねないため、自己判断での量の調整はやめましょう。

 

もし薬を辞めたいのであれば食事と運動。
これは私は一貫して言い続けます。

 

事件発覚でも服用は問題ない?

 

一時世間を騒がせたディオバン事件。
ウィキペディアにも記載がありますね。

 

この改ざんというのはどういったデータの偽装があったのか。
このディオバン偽装は薬の作用や副作用にはあまり関係がないとされています。

 

なぜならデータを『悪く』みせていたため。
実はディオバンは『降圧』のデータとしては非常に優秀。

 

ディオバンと他の薬との血圧のデータを比較したときに平均血圧はディオバンの方が下がっていたのです。

 

じゃあなんで改ざんする必要があったのか。
それは降圧以外の作用を売りにするためです。

 

 

ディオバンは降圧以外にも脳卒中や心筋梗塞を予防する作用がありますよ。
というマーケティングをしていました。

 

 

しかし血圧がしっかり下がったデータだと『ディオバンの効果で予防されたのか、単に血圧が下がった結果なのか』どちらかわからなくなってしまう。そのため手を加えて、

 

 

『降圧効果は他と同じですが、降圧以外の作用も期待できますよ!』

 

 

としたいがためのデータ偽装。

 

アホですよね。(言葉悪くてすみません)

 

せっかくいい薬作ったんだから堂々と売りだせばいいものを……
変に色気出ちゃったんでしょうね。

 

事件発覚後の影響は大きくディオバンの取り扱いを中止する病院もでてきました。しかしその一方で各大学病院などが検証を行い、降圧剤の作用としては問題なく使用できると結論づけられています。

 

  • 事件発覚により信頼性がなくなってしまった
  • 飲み続けるには不安がある
  • 本当に大丈夫なのか心配
  • こんな会社の薬は飲みたくない

 

このような思いがあれば、医師に申し出て薬の変更をすることもありだと思います。

 

何もディオバンに固執せずとも、他にも優秀とされる薬はあります。
医師や薬剤師としっかり納得がいくまで相談して判断して下さい。

 

逮捕者まででてしまっている事件で信頼という観点からはやはり劣ってしまった部分もあると思います。しかし薬の効果としてはしっかりと立証された薬です。ARBの作用から臓器保護の役割もあります。

 

実際に服用を続けている方もいます。
不安やわからないことがあれば、かかりつけ医でも薬剤師でもこちらのサイトでも構いません。まずは誰かに相談してみて下さい。

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