動脈硬化の検査はコレ!原因や症状もわかりやすく解説!料金についても

 

健康診断や人間ドックで脂質異常症(高脂血症)といわれたら要注意です。

 

あなたが気づかないうちに動脈硬化が進行しているかもしれません。症状が現れてからでは遅いことも多々あります。

 

『動脈硬化』
名前は知っていても、あなたに『何を』もたらすものなのか….…
このことをご存知の方は多くはないでしょう。

 

こちらの記事では以下のことを知っていただきます。

動脈硬化による実際の症例

動脈硬化を調べる検査

各検査のやり方とその料金

 

実際の症例

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『足が冷えてしびれがひどくて。なんかできものもなかなか治らんで痛みも強くなってきたんで病院にきた』

 

このような訴えの方が来院されました。看護師が痛みがある右足を見てみると潰瘍(かいよう)ができ、黒く変色しています。鼻をつくような臭いもあります。

 

『え?この状態まで放置してたの?』
『昔腰を悪くしてまたその影響と思っていたんだが…』

 

看護師が問診をとってみると

 

  • じっとしていても痛みがある
  • 右側が特に痛い
  • 歩くと右足の付け根が痛くなる
  • 階段を登る時がとくに痛む

 

このような訴えがあり、血圧測定、診察が行われました。診察後すぐに採血と超音波検査、造影CT検査のオーダー。検査後すぐに診断がつきます。

 

ASO(閉塞性動脈硬化症)

 

脳梗塞や脳出血に並ぶ、高血圧と動脈硬化が進行した代表的な疾患です。動脈硬化の進行により、血管が狭くなったり閉塞することで、血液が末梢まで届かなくなる疾患です。

 

黒く変色している潰瘍部は血流が滞り、壊疽(えそ)を起こした部分でした。

 

こちらの患者様はすぐに緊急搬送され、大きな病院で手術。右足を切断され、命の危険はありませんでした。症状が軽ければ、手術により閉塞した血管を切除後、血管のバイパスを作ることで、血行の再建が行われます。

 

しかし今回の症例のように壊疽が進行してしまうと、腐敗部がどんどん拡大していくため、切断等のやむを得ない処置をとらざるを得ません。

 

このように思いもよらない事態を引き起こしてしまう動脈硬化ですが、検査によりその進行具合を知ることが可能です。

 

動脈硬化の検査

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冒頭でいきなりショッキングな事例をあげましたが、いかがでしょうか?動脈硬化は症状がいきなり現れるからこそ怖い病気です。しかし、検査により現在の状態を知ることはできます。動脈硬化を知るための検査はいくつかあります。

 

  • CT検査
  • MRI検査
  • ABI検査
  • PWV検査
  • CAVI検査
  • 血管造影検査
  • 血管内内視鏡検査
  • 超音波検査
  • FMD検査

 

 

この中で直接数値として検査結果がでるものは

 

  • ABI検査
  • PWV検査
  • CAVI検査
  • FMD検査

 

 

この4つです。聞きなれないアルファベッド達ですよね。無視してもらって構いません。

 

『へ~、こんな検査があるんだ』

 

程度で聞いておいて下さいね。他の検査では動脈硬化の程度を見ることはできますが、具体的な数値基準はありません。

 

例えば、MRI検査は血管のみを画像化することが可能ですが、どの程度の狭窄具合なのかということは具体的は基準がないため、評価のしようがないのです。

 

 

血管が閉塞し血流が途絶えていた場合はCT・MRI・血管造影・血管内内視鏡等を行えばすぐにわかります。しかし動脈硬化の進行の程度は明確な数字で出すことができないのです。

 

今回は進行の程度を知るための検査ということで数値がわかる4つの検査についてお話していきます。4つのうちFMD検査以外の3つはほぼ同じ方法で行います。

 

検査方法

ABI・PWV・CAVI

  • ベッドに仰向けになります
  • 両腕、両足首にカフ(血圧測定のための帯)を巻きます
  • 心電図の電極、心音マイクを身体につけます
  • 測定を行いパソコンにて解析します

 

検査時間は5分程です。寝ているだけの検査なので痛みやストレスは何もありません。次にそれぞれの検査の特徴についてです。

 

FMD

  • ベッドに仰向けになります
  • 上腕にカフを巻きます
  • カフで腕を圧迫後に緩めます
  • 機械を皮膚の上から当てます

 

こちらも検査時間は5分程です。血圧を測定するときとほとんど変わりません。ではここからそれぞれの検査についてです。

 

ABI検査

足(下肢)の動脈硬化の程度を調べる検査です。

足関節上腕血圧比と言います。足首と上腕の血圧を測定し、その比率を計算したものです。

この数値が低いほど動脈硬化が進行していると判断します。ABIの測定値が0.9以下であれば、症状の有無にかかわらず動脈硬化が疑われます。

 

PWV検査

血管(動脈)の壁の硬さを調べる検査です。

脈波伝搬速度と言います。心臓の血液がどのくらいの早さで末梢まで届けられているかを調べます。速度が速いほど動脈の壁が硬くなっているということです。

測定時に血圧の影響を受けやすいため、その点は注意が必要です。PWVの測定値が1400cm/s以上で動脈硬化の疑いです。

 

CAVI検査

動脈の硬さを表す指標です。

心臓足首血管指数と言います。血圧が変化したときの血管の膨らみ方を測定します。

測定値が9.0以上で動脈硬化が疑われます。研究結果ではCAVIの測定値が9.0以上であった半数に脳動脈か冠動脈の動脈硬化の進行が確認されたという報告もあります。

 

FMD検査

血管の機能が正常がどうかをみることにより、動脈硬化の進行の程度を調べます。

血流依存性血管拡張反応と言います。長いですね。

血管の最も内側は圧迫されることにより血管を拡張させる物質を放出します。この物質を測定することにより、血管の機能が現在どの程度保てているのかを調べます。

FMD値が5%以下で血管機能の衰えが疑われます。

 

お疲れさまでした。長々と検査についてお話してしまいましたね。検査があることはわかったけど、いくらかかるの?という声が私には聞こえてきました。一覧にしておきますね。

 

検査料金

 

検査 診療報酬(点) 3割負担(円)
ABI検査 130点 390円
PWV検査 130点 390円
CAVI検査 100点 300円
FMD検査 200点 600円

 

※この金額に初診料や診察料などが加算されます。ABIとPWVは同時に行っても検査料は3割負担で390円のままです。

 

もし検査で動脈硬化のリスクが高ければ

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では検査後に動脈硬化のリスクが高かった場合はどうするのか。

 

当然『改善』ですね。

 

最も一般的な方法は治療薬の服用です。
しかし検査結果が出てから、すぐに『薬の処方』というわけではありません。

 

まずは生活習慣の見直しが奨められます。
その後データの改善が見られない場合にこのような薬が処方されるのです。

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もちろん、薬は服用せずに生活習慣にて改善されることがベストですよね。しかしわかっちゃいるけど、なかなかできないのが人間です。

 

もしあなたが薬なしでコレステロール値を改善したいと本気で思っているのであれば、こちらを参考にしてみて下さい。

 

 

努力は必要ですが、必ず効果があります。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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