塩分は高血圧に関係ない?日本人の食塩感受性の割合と検査について

『高血圧だから塩分の高いものは控えよう』

高血圧と診断され、このように考えたことはありませんか?

しかし日本人の約半分は塩分の影響を受けにくい体質なのです。

塩分は高血圧に関係ない?

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『塩分により血圧が上がる』というのは古くからある話です。
実際病院で高血圧の診断があった場合、医師からも栄養指導の栄養士からも

 

『まずは塩分を控えた食事を心がけて下さい』

 

このような話があります。
しかし、実際には『減塩の食事をしているけれど、血圧があまり下がらない』このような人もいます。

 

 

実は塩分を体に取り込んでも、血圧が上がりやすい人と上がりにくい人がいるのです。

 

 

『おぉ。じゃあ塩分の影響を受けにくい高血圧なら食事は気にしなくていいの?』

 

と思ってしまいますよね。
でもそういうことではないんです。
はっきり言うと、塩分の過剰摂取は確実に血圧に影響を及ぼします。

 

『いやいや、言ってることめちゃくちゃ………』

 

すみません。途中を省略しすぎました。
これから順を追ってお話していきますね。

 

食塩感受性とは

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塩分の影響を受けやすい人の高血圧を食塩感受性高血圧といいます。

 

治療の観点から言うと塩分を控えることで高血圧が改善されやすいタイプになります。このような性質があるということは実は昔からわかっていたことなんです。

 

食塩感受性高血圧の場合、心臓や血管にかかる負担が大きくなるため、心臓疾患や脳卒中になるリスクが非感受性の人の2倍といわれています。

 

日本人の食塩感受性の割合

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ではどのくらいの割合で食塩感受性の人がいるのでしょうか。
東京大学医学部の藤田教授の研究により以下のことが明らかになっています。

 

食塩感受性の遺伝子を持つ日本人は20%

塩分の影響を受けにくい食塩非感受性の人は50%

塩分と他の要因が組み合わさることで血圧に影響を受ける人が30%

 

つまり日本人の50%は塩分の影響を受けにくいのです。

 

驚きですよね。
病院やメディアでは高血圧なら減塩と強く勧めてきます。
ですがその約半数が減塩しても血圧改善につながりにくい体質だったのです。

 

ではなぜこの事実がわかっていても減塩を勧められるのでしょうか。
もちろん理由があります。

 

食塩非感受性でも減塩

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いくら塩分の影響を受けにくいといっても高血圧であれば、塩分は控えた方がいいんです。それは塩分の過剰摂取により心臓、腎臓、胃、血管など様々な臓器に負担がかかってしまうためです。

 

高血圧に着目してこの話をすると、腎臓や血管に負担がかかれば当然高血圧のリスクは高まります。もしすでに高血圧であったならばその影響はなおさら大きいでしょう。

 

このような点から病院の診察室や栄養指導では一様に『減塩の食事をして下さい』という話になるのです。

 

食塩感受性の検査

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『自分が食塩感受性かどうか知りたい!』

 

ここまでお付き合いいただいているあなたはきっとこう思ったのではないでしょうか?実は食塩感受性かどうかを検査する方法はあります。

 

今までは食塩感受性による違いが存在するということまでしかわかっていませんでした。しかし最近の遺伝子レベルでの研究により食塩感受性の解明が進んできています。

 

メカニズムが解明できれば、今後の予防や治療、薬の開発も進めることができるのではと注目が集まっています。

 

少し話が逸れましたが、その検査方法とはズバリ遺伝子検査です。

 

 

それは食塩感受性遺伝子検査(AGT遺伝子)。

 

 

検査方法は簡単です。

 

①ネットにて検査申し込み

②検査キットが郵送で届く

③綿棒で口腔内の組織を採取し、返送

④1週間程で分析

⑤検査結果をWeb上で閲覧

 

このような流れで検査が簡単にできます。
わざわざ設備のある施設や専門機関に行くことなく検査できるのは便利ですね。しかし、問題は料金です。

 

こちらの検査なんと約¥12000です。

 

もちろん知って損することは皆無なので、余裕があれば検査してみるのもいいでしょうね。しかし、食塩感受性かどうかに関わらず、塩分の過剰摂取は身体的によいものではありません。

 

ほどほどに減塩しながらも高血圧の改善を目指しましょう。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

塩分はなるべくなら控えた方がよいものです。しかし、降圧のために減塩を頑張り、それでも血圧が下がらないと悩まれている方がいると思うと、なんとかできないものかと考えます。

 

当サイトではできるだけ正確な情報を定期的に更新していきます。

 

現代において健康は知識です。
もちろん知識がすべてではありませんが、大きなウェイトを占めます。一緒に健やかで悩みのない日々を目指しましょう!

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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