群発頭痛の特徴や原因と対処法は?目の奥の激しい痛みは要注意!

数ある病気の中でも、その痛みはトップクラスとも言われる群発頭痛

『目の奥を火箸でえぐられるような痛み』

『麻酔無しで歯を削られるような痛み』

『きりで突き刺されるような痛み』

このように表現されることも少なくありません。

その原因は未解明の部分も多いですが、ある程度の対処は可能です。

 

群発頭痛とは

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片頭痛であればほとんどの方が聞いたことがある病名だと思います。片頭痛は日本に840万人もいると推測されています。

 

それに対して、数は少なくとも圧倒的な症状の激しさを持つ群発頭痛。この『群発』とはある一定期間に群発地震のように頻繁に症状が現れることからこの名前がついています。

 

冒頭で述べたような表現が用いられるほどの激しい頭痛。海外ではあまりの痛みに耐えられずに目を銃で撃ちぬいたという例もあるほどです。

 

 

群発頭痛の特徴

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上記のように少し恐ろしくなるような実例まである群発頭痛。その特徴をまとめていきます。

 

症状

痛みの部位としては目の奥が痛むと訴える方が最も多い印象です。他の症状としてまぶたの腫れ、目の充血、鼻水、鼻づまりなどの症状が見られます。

 

 

好発年齢

働き盛りの20代~40代の男性に多く、だいたい1000人に1人の有病率となっています。1000人に1人は結構多いですね。

日本の人口が1億3000万だと仮定すると13万人もの方がひどい痛みに悩んでいるということです。

 

期間や時期

一度症状が現れると1~2ヵ月ほど毎日のように頭痛に悩まされます。しかし、ほとんどの方がその期間を過ぎると何事もなかったかのように生活されています。

症状が現れやすいのは季節の変わり目の就寝後~明け方にかけてです。あまりの痛さに壁に頭を打ちつけたり、床を転げまわったりという行動が見られます。そのため睡眠の質が落ちたり仕事のパフォーマンスも下がってしまいます。

 

その結果、群発頭痛が原因で仕事を続けられなくなったという実例もある程です。それほどの痛みがある群発頭痛。原因はなんでしょうか。

 

 

群発頭痛の原因

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群発頭痛の発症メカニズムはまだはっきりと解明されていません。ホルモンバランスや体内時計の誤差、遺伝子関係、タバコやアルコールなど諸説あります。現段階でわかっていることは

 

 

目の奥にある内頚動脈の周囲に腫れや炎症が起こることで群発頭痛が発生するということです。

 

 

なぜ動脈周囲に腫れや炎症が起こるのかということまではわかっていないのです。最も有力な説はホルモンや体内時計を司る脳の『視床下部』という組織に原因があるのではないかという説です。

 

少し話がそれますが、この視床下部は主にホルモンを分泌する組織で脳の下垂体にも影響を及ぼします。身長や手足が大きくなる巨人症などが下垂体異常に代表される疾患です。

 

有名な方であればジャイアント馬場さん、柔道の篠原信一さん、K-1のチェ・ホンマンさんなどに代表される疾患ですね。個人的な印象ですが、巨人症の方はその恵まれた体格を生かして、プロレスラーや格闘家で著名になられている方が多いですね。

 

 

群発頭痛の対処法

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未だ原因のすべてが解明されていない群発頭痛ですが、発症と関係が深いとされている要因がいくつかあります。あなたの頭痛が群発頭痛であれば以下の行為は症状が落ち着くまで控えることをお勧めします。

 

アルコール

喫煙

飛行機や登山による気圧の変化

お風呂

 

ここにあげた4つは群発頭痛を引き起こす引き金となりえます。特にアルコールは摂取後に高頻度で症状が現れます。お風呂も血行がよくなることによる血管拡張作用で炎症に反応することが考えられています。

 

群発頭痛でお悩みの場合、お風呂に入り疲れをとりたい気持ちもわかりますが、しばらくシャワーに切り替えてみて下さい。しかし、ここに挙げたものは気持ち程度の軽減効果という方が大半です。

 

以下に具体的な病院での治療法をご紹介しておきます。

 

 

群発頭痛の治療法

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群発頭痛の治療法は以下の4つです。

 

薬物療法

酸素吸引

神経ブロック

手術

 

薬物療法

主に『トリプタン製剤』が使用されます。投与方法は3種類です。

  • 内服(錠剤)
  • 自己注射
  • 点鼻薬

錠剤も点鼻薬もその効果は認められていますが、最も症状を緩和してくれるのは自己注射です。自分で注射?!と驚くかもしれませんが、慣れるまでは病院にて指導があるため自宅でも安心して行えます。

注射後30分で約77%の方が症状が完全に消えたという報告もその効き目を実証してくれてます。

 

酸素吸引

こちらも効果が早く出やすい治療法の1つです。7ℓの酸素を15分吸入する方法です。吸入開始から5分程で症状が軽くなります。症状出現から早く行うほど効果があります。

 

神経ブロック

神経に麻酔をかけることにより痛みを和らげる方法です。神経ブロックは子供・高齢者・妊婦などどんな方でも何回でも受けることができるというメリットがあります。

しかし、効き目には個人差があるため、他の治療法を探りながらよく検討して行う必要があります。

 

手術

こちらはこの記事を書くにあたり調べていく中で初めて知った方法でした。勉強不足で申し訳ありません。

三叉神経根切除と翼口蓋神経節切除という方法があります。現在ではガンマナイフという放射線治療装置を使用した放射線治療もありますが、こちらも確実性に乏しい方法のため、慎重な検討が必要です。

 

いかがでしたでしょうか。

激しい痛みを伴う群発頭痛ですが、片頭痛に比べると疾患数も少なく、なかなか性格な診断がつきにくい疾患です。

 

『群発頭痛』と診断が下りるまで平均6年かけて4人の医師にかかったというデータもあります。

もしあなたが群発頭痛では?と感じたときは、しっかりと診察のときに症状と『群発頭痛』という単語を発言して下さい。

一刻も早い回復をお祈りしています。

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