日本での糖尿病人口は予備群を含めると2000万人以上とされています。

 

これ怖いです。
このうちの何割が将来透析導入となるんでしょう。

 

そしてそれに伴う医療費の増大。
透析の医療制度自体の見直しが必要になってくるかもしれません。

 

この糖尿病の治療薬として多く処方されているジャヌビアグラクティブ

 

実はこれらの薬には脳梗塞の予防効果があるということがわかってきました。

 

ジャヌビアとグラクティブ

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ジャヌビアとグラクティブはDPP4阻害薬という種類の薬になります。

 

注:このジャヌビアとグラクティブですが、違うのは商品名と外観だけで中身は全く同じです。

 

このDPP4阻害薬は現場の感覚として非常に多く処方されています。私の身内には薬剤師が6名いて薬局、病院、施設と勤め先はバラバラですが、口を揃えてDPP4阻害薬の処方は多いと言っています。

 

あなたの知り合いでもおそらく誰かしら飲まれているのではないでしょうか?それほど多くの処方があっている薬、気になるのは副作用。

 

ジャヌビアとグラクティブの副作用

 

ジャヌビアをはじめとしたDPP4阻害薬は副作用が少なく比較的安全な薬とされています。

 

適正に服用すれば、重篤な副作用が起こることは極めて稀です。

 

生じうる副作用
  • 空腹
  • 便秘
  • 腹部膨満感

 

このような副作用を生じる場合があります。ごく稀に重篤な副作用として

 

  • アナフィラキシー反応 → 呼吸困難 ショック 蕁麻疹 など
  • 剥奪性皮膚炎     → 発熱 紅斑
  • 低血糖        → 寒気 手足のふるえ 空腹感
  • 肝機能障害      → 食欲不振 全身倦怠感
  • 黄疸         → 目や顔、皮膚が黄色くなる
  • 急性腎不全      → 尿雨量減少 むくみ 倦怠感
  • 腸閉塞        → 激しい腹痛や廃部痛 倦怠感
  • 間質性肺炎      → 呼吸困難 発熱 カラ咳
  • 急性膵炎       → 腹部の痛み 背部の痛み吐き気
  • 血小板減少      → 出血が止まりにくい 皮下出血
  • 横紋筋融解症     → 手足の筋肉痛み

 

 

このような症状が現れたときはすぐに医師もしくは医療機関に問い合わせて下さい。糖尿病の薬は血糖値をコントロールするために体重が増えてしまう薬が少なくありませんが、DPP4阻害薬はほとんど体重変化をきたしません。

 

これが優秀とされる理由の1つ。

 

副作用を先にお話しましたが、どのような作用で血糖値をコントロールしているのでしょうか。

 

ジャヌビアとグラクティブの効果

 

糖尿病は血液中の血糖値が高くなってしまう病気。

 

まずは血糖値について簡単に。

 

血糖値の動き

血糖値は食後に上がります。
逆に空腹時には下がります。

 

その理由は以下です。

 

  • 血糖値が上がるとそれを下げるためのホルモン『インスリン』が分泌され血糖値が下がります。(食後)
  • 血糖値が下がるとそれを上げるためのホルモン『グルカゴン』が分泌され血糖値が上がります。(空腹時)

 

このインスリンやグルカゴンの分泌をコントロールしているのがインクレチンというホルモン。

 

このインクレチンに働きかけて血糖値を下げる薬がDPP4阻害薬。

インスリンの分泌量を増やし、インスリンの働きを助ける効果があります。

 

ちょっと脱線しますが、このインスリン。
筋トレしてる人にとっては知っておいた方がいいワードです。

 

トレ後に炭水化物(糖質)を摂った方がいいという理由。
それはインスリンには『筋合成の促進』と『筋分解の抑制』。
この2つの作用があるため。

 

だから糖質摂ってインスリン出しましょうってこと。

 

 

もうちょっと突っ込んだ話したいですが、ここでは需要がないと思うので我慢しときます笑

 

では話を戻して……

 

DPP4阻害薬は2009年に発売されました。比較的新しい薬です。その中でも最初に発売されたのがジャヌビア。

 

そのため実績も多くDPP4阻害薬の中でも治療効果も強い方です。そんな実績の多いジャヌビアですが、次に用法用量と服用の注意事項の話です。

 

ジャヌビアとグラクティブの用法用量と注意事項

 

ジャヌビアとグラクティブの用法用量と剤形は同じです。それぞれに

  • 12.5 mg
  • 25  mg
  • 50  mg
  • 100 mg

 

4つの剤形があります。
通常使い始めは50mgを1日1回服用。

 

効果が不十分な場合は1日1回100mgまで段階的に増量できます。比較的副作用が少ない薬ですが服用に注意が必要な場合があります。

 

服用に注意が必要な方
  • 妊娠中授乳中
  • 腎機能が低下している
  • アレルギーがある
  • 他の薬を服用している

 

このような場合は必ず医師または薬剤師に相談して下さい。

 

脳梗塞の予防効果

 

順天堂大学の研究でDPP4阻害薬が動脈硬化の進行を抑制するということがわかってきました。

 

2型糖尿病患者341人中

172人にDPP4阻害薬

169人に通常の治療

 

を施しました。判定には頸部(首)の血管を超音波で観察するIMT(頸動脈内膜中膜複合体肥厚度)が用いられました。

 

簡単に言うと首の血管の壁の厚さを測って判定しますということです。試験開始から約2年後には両者の間にあきらかな動脈硬化の有意差が認められました。

 

まだこちらは観察段階にありますが、今後実際にDPP4阻害薬が血管イベントを抑制する効果があるということがわかれば、早期投薬により糖尿病の合併症のリスクを予防できることになります。

 

血糖値を下げるということは糖が血管内腔にくっつりにくくなるということです。それだけでも動脈硬化の予防につながっているように感じますね。

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

糖尿病は長く付き合うことになる病。

 

もちろん薬を服用せずに血糖値を下げることが一番望ましいことです。
ちなみに本気で取り組むのであれば筋トレと有酸素運動をお勧めします。(高血圧の方は注意が必要です)

 

なぜなら筋トレも有酸素運動も血液中の糖をエネルギー源とするから。

 

直で血糖値を下げてくれる効果があります。
やってみれば案外楽しいもんですよ笑

 

では。

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