回転性めまいと吐き気の症状で脳出血?血圧200以上で救急搬送の症例

 

めまいで病院を訪れる方は数多くいます。

 

患者様1人1人にはただのめまいであっても医療機関から見ると
一定数の疾患が必ず存在します。

 

症状や所見が複合している場合は注意が必要です。

 

回転性めまいと吐き気の症状

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『60歳男性。緊急搬送。パチンコ遊戯中に吐き気あり。その後、本人よりグルグル回るとめまいの訴えあり。意識障害なし。頭痛、片麻痺なし。救急から頭部CTのオーダーです。』

 

 

一見するとただの回転性めまいの可能性が高い状況です。
ストレッチャーでCT室へ移動、本人も意識障害もなく受け答えができています。

 

看護師『こんにちは。大丈夫ですかー?今から検査です。』
患者『お世話になります。』

 

看護師『ここがどこかわかりますかー?』
患者『病院です。』

 

 

ここまでは通常の会話です。
受け答えもしっかりできています。

 

しかし、この方は血圧がなんと280以上。

 

めまいなどの症状と合わせて、ここまで血圧が高いと救急度は一気に跳ね上がります。

 

血圧200以上で緊急搬送

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救急現場からすると血圧200以上は怖い値です。
今回のように280以上にもなるとなおさらです。

 

 

症状がない場合は安静にして、血圧が落ち着くのを待つのが一般的ですが、症状がある場合は高血圧性脳症か脳卒中の可能性が飛躍的に高まります。

 

 

そのまま急いで頭部CTの撮影を行います。

 

 

やはり小脳に出血がありました。
小脳出血の代表的な症状は吐き気、嘔吐そしてグルグル回る回転性めまいです。

 

脳出血や脳梗塞の症状は片麻痺や視野狭窄と思われがちですが、発症部位によりそれ以外の症状の場合も多くあります。

 

この方は3年前に他医にて降圧剤の処方がされてましたが、それ以降は通院せずに血圧の改善は何もされていませんでした。すぐに手術のドレナージ(手術)の必要があると医師が判断し、救急車での転送となります。

 

搬送段階ではめまいと吐き気以外の症状はありませんでしたが、おそらく発症後すぐであったためと考えられます。後遺症としては、治療後の回転性めまいが日常的に起こる可能性があります。

 

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この方は搬送先の病院でドレナージを行い、無事に回復し歩いて退院されたそです。

 

このように脳血管疾患は治療開始までの時間が予後に大きな影響を与えます。
なによりも高血圧や動脈硬化を放置しておくことの怖さがおわかりいただけたでしょうか?

 

 

発症から一命をとりとめることも重要ですが、最も望ましいことは発症しないことです。

 

 

あなたは周りにも大勢いるからと高血圧、動脈硬化を甘く考えていませんか?
一度発症してしまうと今までの生活が一変します。

 

高血圧と正常血圧ではこのようにはっきりと脳血管において、その変化が現れます。

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2017.09.13

 

もし今現在あなたが高血圧と診断されていた場合は、注意されて下さい。

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