現在日本の家庭には何台の血圧計が稼働していると言われているかご存知ですか?

 

その数はなんと4000万台以上と言われています。
しかし家庭にて正しい方法で血圧測定を行っているのはごく少数であるとも。

 

 

血圧は測り方によって大きな誤差が生じてしまうものです。
しかし高血圧の診断には病院での測定値よりも家庭での測定値が基準として用いられます。

 

 

今日は正しい血圧測定方法を知ってください。

 

血圧は左右どっちの腕で測定すべき?結論から言うとどっちも測れ!

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一言で血圧測定といっても

 

『右腕と左腕のどちらで測るべき?』
『左右で違いがあるのか?』

 

と思ったことはありませんか?
実は左右による違いは『あり』です。

 

左と右で違いがでるのはなんで?

 

血圧に左右差が生じるのは以下の理由からです。

 

左右差の理由
  • 心臓は体の正中より左側に位置 → 右と左では心臓からの距離が異なる
  • 利き腕によって筋肉量が違う  → 腕の太さや血管の大きさに左右差がある

 

で左右差が出るのは以上の理由からなんですが、なんで左右どちらも測らないといけないのかって話です。

 

左右での血圧測定が勧められる理由

 

血圧は左右を測定しても同じ値になるということはほとんどありません。ありませんが、

 

 

左右での血圧の測定値が15〜20mmHg以上の差がある場合は注意!
動脈硬化が進行している可能性があります。

 

 

ABIやCTやMRIといった検査をせずとも家庭でその兆候を見分け方けることができるので、高血圧や脂質異常症などリスクが高い方は、めんどくさがらずに左右どちらも測って下さい。

 

ちなみにコレは厚労省も日本高血圧学会のガイドラインに沿って推奨しています。

 

左右どちらかといえばどっちがいい?

 

でも毎日左右を測るのは忙しいから無理!
っていうぐらい超多忙な人もいる……かもしれません。

 

そんな自称忙しい人、もしくは動脈硬化のリスクが低い人は『利き腕ではない腕』で測ってください。

 

 

しかし普段致命的に血圧が高い人。
具体的には高血圧の分類でⅢ度高血圧の方。
そして脂質異常を指摘されている人は普段から左右どちらも測定して下さい。

 

もしそれが面倒であれば『食事』『運動』『筋トレ』で健康な身体になって下さい。

 

正しい血圧測定の方法

 

ここから本題。
家で血圧を測る場合の正しい測定方法です。

 

この測定法によっては大きな誤差が生じてしまいます。
血圧の値によっては治療方針が異なるため正しく測定して下さい。

 

以下に正しい血圧の測り方をあげておきます。

 

正しい血圧測定法
  1. 椅子に深く腰掛ける
  2. 背筋を伸ばす
  3. 測定部位である前腕を心臓と同じ高さにする
  4. 厚手の上着は脱ぐ
  5. カフ(腕に巻く帯)がズレていないか確認
  6. 測定中に話したり物を食べたりしない

 

特に病院でも多いのは測定中にしゃべりだす人。
多少であればそんなに問題ありませんが、たまーに興奮気味にしゃべってる方います。

 

いやいや、結構血圧変わるんで、少し黙れ!って心の中で思っちゃいます。かかりつけの病院でなじみの看護師さんと話しこんじゃう方は注意して下さいね。

 

あと家庭での測定は『いつ』行うのかも結構大事です。

 

測定の時間帯(タイミング)いつ測ればいいのか

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血圧は常に一定の値ではありません
血圧の1日の変動は

 

  • 1日のうち最も低いのは睡眠中
  • 1日のうち最も高いのは昼間動いているとき

 

筋肉や神経で血圧は変化するので当たり前です。
じゃあいつ測ればいいのか。

 

 

実は明確なガイドラインは今のところ存在しないんです。

 

 

ただ日々の血圧の変化は把握しておくに越したことはありません。

 

そのため毎日時間を決めてできる限り同じ時間帯に測定することが最も望ましいです。一般的に推奨されているのは

 

血圧測定のタイミング
  • 起床後1時間以内(排尿後、食前、服薬前)
  • 就寝前

 

1日2回の測定です。
測定の際は1~2分の安静後、心拍数を落ち着かせてから測って下さい。

 

指先や手首での測定はダメ!

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現在家庭用血圧測定は様々なものが販売されています。
指先や手首で測定するものもありますが、心臓からの距離が遠すぎるため誤差が大きくでてしまいます。

 

 

病院と同じで肘より少し上の上腕での測定がより正確に測定することができます。

 

 

『たかが血圧』とは思わないで下さい。
病院では救急でも外来でも入院でも血圧は必ず測定します。

 

血圧はそれほど重要です。

 

もし現在指先や手首で測っているのであれば、家電量販店に急ぎましょう。

 

高血圧の確定診断

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ここからはつまらなくなるので、興味がある人だけ読んで下さい。

 

これまでのように家庭で血圧を測定し、その結果を見て病院では高血圧症か否かを判断します。

 

実は高血圧にもいくつかの診断があることをご存知ですか?

 

日本高血圧学会ガイドラインによる高血圧診断
  • 高血圧確定診断
  • 白衣高血圧
  • 仮面高血圧

 

高血圧には以上の3つの診断があります。

 

高血圧確定診断

 

高血圧は診察室血圧と家庭血圧の2つにより判断されます。診断の際、優先的に考えられるのは家庭血圧です。高血圧の確定診断は

 

  • 診察室血圧が140mmHg/90mmHg 以上
  • 家庭血圧が 135mmHg/85mmHg 以上

 

 

で診断がなされます。
※2017年現在の日本での値です。アメリカでは120mmHg以上を高血圧とする動きがあり注目を集めています。

 

これがどちらか一方が基準値以下であった場合を白衣高血圧or仮面高血圧と定義されています。

 

白衣高血圧とは

 

家庭血圧が正常で、病院での血圧値が高かった場合です。

 

高齢者に多くみられます。病院での測定のための緊張や異常がないかの不安が大きな原因と考えられています。しかし、これらの原因はストレスによるもののため、高血圧のリスクと考えられている一面もあります。

 

仮面高血圧とは

 

家庭血圧が高値で、病院での血圧値が正常である場合です。

 

こちらは白衣高血圧と逆で病院にいる安心感から血圧が安定すると考えられています。しかし、白衣高血圧に比べ家庭や職場でのストレス、生活リズム、測定方法など様々な因子が含まれるため、まずは正確な家庭血圧の測定が必要となります。

 

 

まとめ
  • 血圧は両腕での測定が望ましい
  • 片側のみの場合は利き腕ではない方で測定する
  • 測定は起床後と就寝前の2回毎日できるだけ同じ時間帯
  • 測定部位は上腕

 

測定方法

  1. 椅子に深く腰掛ける
  2. 背筋を伸ばしリラックスする
  3. 測定部位である前腕を心臓と同じ高さにする
  4. 厚手の上着は脱ぐ
  5. カフ(腕に巻く帯)がズレてないか
  6. 測定中に話したり物を食べたりしない

 

診断には偽高血圧として

  • 白衣高血圧
  • 仮面高血圧

 

いかがでしたでしょうか?

 

現在は病院での血圧よりも家庭で測定した血圧をもとに治療が進められます。測定値により降圧剤の処方も変わるため、日頃から自分の正しい血圧を把握しておくことが重要です。

 

実際に高血圧であった場合、脳血管にはこのような変化が見られます。

 

 

しかし本当に重要なのは『どう血圧を測るか』ではなく、『どうすれば血圧を測らなくてもよくなるのか』です。

 

では。

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