私は妻が次女を出産するとき、『あのとき血圧200超えてたんだけど、もしかして危なかったのかな?』ということを出産後だいぶ経ってから聞きました。

 

………いやいや、あのときLDR(分娩室)にいたDrからも助産師からもそんなこと聞いてねぇ!!

 

せめてそれぐらいは教えて欲しかった……

 

でも逆に考えれば一般の人に血圧200って言ってもどの程度が理解されにくいものなのか?もしくはパニックを避けるため?

 

こんなこと考えたので血圧200について記事にしてみます。

 

血圧が200以上ってどういうことかわかってますか?

 

救急車で搬送されてくる方で血圧が200以上、そして何かしらの症状があった場合、病院ではすぐに検査できる状態で到着を待ちます。すでに何らかの疾患があるという前提で患者様を受け入れるのです。

 

 

それほどに血圧200以上というのはダメ。

 

 

こちらでお話しているように、日本高血圧学会での高血圧分類においても最も危険度の高いⅢ度高血圧という分類になります。

 

 

では、血圧が200以上に上昇してしまった場合はどう対処すべきでしょうか?

 

血圧が急上昇したときはまずこれを試せ

まずは心臓がドキドキする以外に症状がないか確認。

 

  • 手足の麻痺やしびれ
  • 言葉が出にくい
  • 激しい頭痛
  • めまい       など

 

 

このような症状があった場合はとりあえず119番。
脳梗塞や脳出血の可能性があります。

 

その際には血圧と症状を正確に伝えて下さい。
そうすることで救急隊のその後の対応や病院到着後もスムーズです。

 

症状がない場合は一時的なものである可能性が高いです。
以下のことを試してみて下さい。

 

血圧が急上昇したときの対処法
  • 横になり安静にする
  • 身体を締め付けているベルトやズボンを緩める
  • ゆっくりと息を吐く
  • 手足が冷たい場合は温める

 

横になり安静にする

まずはこれ。
動かない。

 

トイレにすら立たない。
絶対安静。

 

身体を動かすと必ず血圧が上がります。
筋肉を使うことで血管に圧力がかかるためです。

 

まずは体を落ち付かせるために横になり安静になりましょう。刺激を与えないためにも可能であれば部屋を暗くして下さい。

 

血圧が高いときは絶対安静。
もうこれだけ覚えとけばいいレベルです。

 

これ以降はおまけみたいなものです。

 

※ちなみに普段から身体を鍛えてるプロの格闘家やスポーツ選手ですら、練習時に血圧が200まで上がると死ぬかと思うほどきついと言います。

 

体を締め付けているベルトやズボンを緩める

締め付けを緩めることで血液の流れがよくなることが期待できます。

 

ゆっくりと息を吐く

ゆっくりと呼吸することにより自律神経の副交感神経が優位な状態となります。

 

手足が冷たい場合は温める

また血圧が上昇しているときに手足が冷たくなることがあります。
手足が冷たいということは血管が収縮しているということです。

 

血管は収縮することで血圧は上がります。
温めて血管を拡張させることで血圧を下げます。

 

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手足が冷たくなるのは意外だったと思われる方が多くいます。
イメージとしては血圧上昇で体温も上昇しそうですよね。
確かに高血圧で心臓が興奮することにより体温が上昇する場合もあります。

 

しかし作用機序を考えると下がる場合もあります。

 

手足が冷えていたときは手足を温めることにより血管を広げて、血圧を下げてみて下さい。他の方法としては温かい飲み物を飲むことも効果的。

 

血圧が急上昇したときにやってはいけないこと

ネット上の情報をみてみるとまれに危険な可能性がある方法が記載されている場合があります。緊急時には命に関わる場合もあるため以下のことは控えて下さい。

 

誤った対応
  • コリをほぐすためにストレッチを行う
  • ウォーキングなど軽めの運動
  • 頭を高くする
  • コーヒーやお茶を飲む

 

コリをほぐすためにストレッチを行う

これが書いてあるサイトやブログは医療関係者のものではありません。

 

確かに筋肉の硬直により体の一部分の血流が悪くなることもありますが、血圧が200超えるような状態ではその影響は微々たるものです。前述したように

 

動きが伴うと血圧上昇のリスクが高まる可能性の方が圧倒的に高い。

 

まずは動かないことが絶対です。

 

ウォーキングなどの軽めの運動

確かに軽めの運動をすることで血流がよくなり、血圧が下がるという効果が期待できます。しかしそれは突発的な血圧の上昇に対応した方法ではありません。

 

血圧が急上昇したら絶対安静。
これはしつこいぐらい言い続けます笑

 

頭を高くする

頭を高くするというのは心臓より頭を高い位置にすることで脳への血流を少なくするという効果を期待するものだと思われます。

 

しかし、高血圧性脳症の場合を除いて、脳には血流や血圧を自動的に調整する機能が備わっています。

 

命に関わるわけではありませんが動くくらいなそのまま安静がまし。

 

コーヒーやお茶を飲む

温かい飲み物であってもコーヒーやお茶にはカフェインが含まれています。
カフェインには逆に血圧を上げる働きがあるためダメ。

 

温かい白湯が最も望ましいです。

 

 

軽めの運動やウォーキングは高血圧であれば勧められることなので、一見よさそうに思えます。確かに血圧を安定させるには最もいい方法です。

 

しかし血圧が200を超えるような場合は普段から高血圧である可能性が高いです。
普段の血圧が110ぐらいの方が運動以外で200まで跳ね上がることはめったにありません。

 

そのような場合は注意深く症状を確認し、まずは安静。
救急車を呼ぶことも頭に入れておいて下さい。

 

ここまでお話した対応はあくまで緊急時のものです。
まずは普段の血圧を安定させることを心がけましょう。

 

 

こちらの画像をみていただくとわかるように、高血圧によってあなたの血管は確実にダメージを受けています。

 

 

ここまでの話は、上の血圧200を目安に話てきました。

 

血圧には2つの値があります。
収縮期血圧と拡張期血圧です。

 

実は拡張期血圧(俗に言う下の血圧)にも気をつけなければいけない値があります。

 

悪性高血圧の危険性(下の血圧にも注意が必要です)

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拡張期血圧が130mmHg以上であった場合、悪性高血圧という疾患である可能性があります。この悪性高血圧は数時間から数日のうちに血圧による臓器損傷が進行し、最悪の場合は命に関わるものです。

 

しかしあまり認知されていない病気です。
日頃から収縮期(上の)血圧が200mmHg以上もしくは拡張期(下の)血圧が130mmHg以上であった場合はすぐ病院へ行ってください。

 

この状態であれば、まずは血圧を安定させることを最優先にして下さい。

 

血圧による影響は脳だけでなく、心臓、腎臓、眼など様々な臓器に現れます。悪性高血圧も悪化すれば全身状態の急激な悪化を起こし、心不全、腎不全、脳症状を伴います。最後に悪性高血圧の診断基準を記載しておきます。

 

悪性高血圧の診断基準
  1. 拡張期血圧が130mmHg
  2. 眼底検査で出血やうっ血が見られる
  3. 腎機能障害が起こり、血液データの腎機能の値が悪い
  4. 全身状態の悪化

※30代〜40代男性に多くみられる

 

悪性高血圧についてもう少し詳しくという場合はこちら↓

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

特に症状がなく血圧が高いだけであれば、安静にしておくことが最もベストです。
ですが何か他の症状があった場合は緊急を要する可能性があるため、気を付けて下さい。

 

気になることがあれば自己判断だけでなく、医療機関に問い合わせることも重要です。


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