コレステロールの目標値を吹田スコアから設定!冠動脈疾患のリスク管理

 

前回は吹田スコアによる冠動脈疾患の発症リスクについてお話しました。こちらの吹田スコアで56点以上であった場合は特に注意して下さい。

 

10年以内での冠動脈疾患の発症確率が約10%以上もあります。

 

今回はこの吹田スコアの結果からどのようにコレステロールの目標値を設定していくべきかをお話していきます。

 

LDLコレステロ-ルの目標値

 

吹田スコアで冠動脈疾患の発症リスクがわかった場合、まずはLDL(悪玉)コレステロールの改善が優先されます。

 

管理目標値は以下の通りです。

治療方針 区分 目標LDL-C値
一次予防 低リスク 160未満
中リスク 140未満
高リスク 120未満
二次予防 冠動脈疾患の既往 100未満

 

やはり10年以内の発症率約10%以上はかなりの高確率です。そのため値を見ればわかるようにリスクが高い程、厳しい目標値が適応されます。

 

どのような治療方針かというと、まずは生活習慣の改善が第一選択です。

 

ただ私の経験上、生活習慣の改善にてコレステロール値を下げることができた方はほとんど知りません。
(皆無といっても過言ではありません)

 

生活習慣による改善が見られない場合は服薬治療となります。

 

Non-HDLコレステロールの目標値

 

LDLコレステロールの値が改善された後はNon-HDLコレステロールの目標値の達成を考えます。

 

治療方針 区分 目標Non-HDL-C値 中性脂肪
一次予防 低リスク 190未満 150未満
中リスク 170未満
高リスク 150未満
二次予防 冠動脈疾患の既往 130未満

値を見るとLDLコレステロール目標値にそれぞれ30をプラスした値です。まずはLDLコレステロールの改善、そのあとにNon-HDLコレステロールの改善という順序です。

 

またその際には中性脂肪も目標値である150未満を意識した治療を行っていきます。

 

冠動脈疾患のリスク管理

 

いかがでしたでしょうか。
吹田スコアをつけてみると意外と高かった、低かったなど様々な感想があると思います。

 

 

吹田スコアはあくまで冠動脈疾患の発症リスクを点数化したものです。

 

脂質異常症による動脈硬化のリスクは心臓だけでなく、脳梗塞、脳出血、ASO、動脈瘤など多岐に渡ります。

 

まずは脂質異常症の改善を試みましょう。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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