コレステロールの働きとは?善玉と悪玉の違いや高値の問題点とは?

コレステロールを下げる薬であるスタチン系の薬

服用されている方は多くいらっしゃいます。

特に当サイトではクレストールの記事へのアクセスが多くあります。

今回はコレステロールをなぜ下げる必要があるのかをお話していきます。

コレステロールの働き

赤血球

まずコレステロールって何でしょうか?
『コレステロール=悪いもの』と思っていませんか?

 

しかしコレステロールは人体にはなくてはならないものなんです。
そしてコレステロールの働きって意外と知られていません。

 

まずはコレステロールの働きから簡単にいきましょう。
主にコレステロールの働きは以下の3つです。

 

①細胞膜の材料

②ホルモンやビタミンDの材料

③胆汁の材料

 

※特に興味がなければ飛ばしてもらって構いません

 

細胞膜の材料

人体には約60兆のも細胞があります。その一つ一つの細胞膜を構成するために必要なものがコレステロールなんです。

またコレステロールは脳と神経系に多く存在します。それは脳と神経系に細胞がたくさんあるため。脳には500億~1兆もの細胞があるんです。

もう桁が多すぎてよくわかりませんよね(笑)

しかし脳からの情報を伝達するための役割もコレステロールは担っているんです。

 

ホルモンやビタミンDの材料

コレステロールはホルモンの生成にも一役買っています。主に副腎という臓器で合成されるホルモンの材料になっています。この副腎から合成されるホルモン。なんと50種類にも及びます。

また人間が太陽の光を浴びることで合成されるビタミンDにもコレステロールが必要です。

少し話が逸れますが、海外では日焼け止めや日傘など紫外線対策を過剰にしてしまった結果、体内でビタミンDが不足し、30代で骨粗しょう症になってしまったという事例もあります。

 

胆汁の材料

胆汁は脂肪の消化に必要な消化液です。肝臓の横にある臓器の胆のうから分泌されます。

この胆汁が流れる胆管が何らかの原因でつまると胆汁の影響で顔や目、皮膚が黄色くなります。

 

 

他にも様々な働きがありますが、主なコレステロールの働きをお話しました。

『うん。よくわかったけど、じゃあ善玉と悪玉の違いって何?』

善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)。
おそらく耳にしたことがあると思います。一体何が違うのでしょう。

 

善玉と悪玉の違い

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健康診断の結果にはこの2つの値が表示されています。
なんとなく文字で善玉は体にとっていいもので悪玉は悪いものという印象ですよね。まあ文字のまんまなんですが。(笑)

 

実はこれリポタンパク質の比重(コレステロールの割合)の違いなんです。

 

『もう何言ってるかわかりません』
大丈夫です。簡単にお話します。

 

善玉、悪玉といわれていますが、コレステロール自体に善悪があるわけではありません。
実はコレステロール単体では血液中には存在できないんです。

 

じゃあどうなってんの?という話になりますよね。
コレステロールはタンパク質とくっつくことで血液中に存在できるんです。つまり

 

コレステロール+タンパク質=リポタンパク質

 

こんな式になるんです。一般的に言われているコレステロールとはリポタンパク質のことなんですね。上記の式のコレステロールの割合で善玉か悪玉かに分かれます(ここでは省きますが、正確には4つに分類されます)。

 

この式でコレステロールの割合が少なければ善玉コレステロール(HDL)、多ければ悪玉コレステロール(LDL)になります。

 

それぞれにどんな働きがあるのか、もうご存知かもしれませんが、ざっと流しながらお話します。

 

善玉コレステロール

コレステロールの割合が低く、タンパク質の割合が高いため正式には高密度リポタンパク質といいます。

え?じゃあタンパク質を多めに摂取すれば善玉コレステロール増えるんじゃない?と思いませんでしたか?私もそう思って調べたことがありますが、はっきりとした文献は見つけられませんでした。何かわかればまた加筆したいと思います。

 

HDLの主な働きはコレステロールの回収です。

 

血液中の余ったコレステロールを回収して、肝臓に運ぶ役割です。回収されたコレステロールはホルモンや胆汁の材料として使用されます。

 

悪玉コレステロール

コレステロールの割合が高く、タンパク質の割合が低いため正式には低密度リポタンパク質といいます。

 

LDLの主な働きはコレステロールの運搬です。

 

そのためコレステロールの割合が多くなっているのです。LDLは体に必要なコレステロールを運ぶという重要な役割を担っていたのです。

しかしこの役割ゆえに過剰にコレステロールを運搬してしまった場合、HDLで回収しきれないコレステロールが血液内に多くなってしまいます。この過剰なコレステロールが問題なのです。

 

コレステロール高値の問題点

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通常コレステロールの正常値は以下のように定められています。

 

  • 善玉コレステロール(HDL) 40mg/dl以上
  • 悪玉コレステロール(LDL) 70〜119mg/dl

 

このことからもHDLは高くとも問題ないことが伺えますね。
問題はLDLです。この過剰供給されてしまったLDLは当サイトでおなじみの

 

 

動脈硬化の原因物質なのです。

 

 

動脈硬化を放置してしまうと脳出血、脳梗塞、くも膜下出血、心筋梗塞、心不全など命に直結する疾患が発症してしまいます。そのためLDLの値が高く、高脂血症と診断された場合、コレステロールを下げるための薬が必要となるのです。

 

しかし現在インターネットで検索してみると

 

薬には様々な副作用がある

身体が自然とLDLを増やしたんだからそのままでよい

本来の生態機能のため自然のままでいい

製薬会社にお金を落とすための薬

 

このような情報も多くあります。
確かにそのような捉え方もあるでしょう。しかし、実際の救急医療現場から言えることは、

 

 

高血圧や動脈硬化を放置すると確実に命に関わる疾患が起こってしまうということです。

 

 

そしてその疾患の代償として、後遺症や経済的、時間的な制約、家族の介護の負担など発症前の生活が一変してしまうのです。

 

さらに最近では降圧剤に対する批判も多くあります。
コレステロールの薬と併用されている方も多い降圧剤。

 

特に最近では降圧剤の服用で認知症になってしまうという情報を多くみかけます。

 

もし降圧剤を同時に服用されていて不安があればこちらの記事に一度目を通してみて下さい。血圧を下げることについて理解できると思います。

 

最近では様々な情報が溢れています。
当ブログでは医療現場から科学的根拠に基づいたできるだけ正確な情報をお届けできればと考えています。こちらからお届けする情報も参考までに捉えていただき、あなたの判断材料の一つになれば幸いです。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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