脳出血で入院中の患者様から
『発病してからめまいがひどくて……これも後遺症なの?』

 

と相談を受けました。
脳出血後、めまいに悩む患者様は多いです。

 

今回は脳出血の発生部位と症状についてお話していきます。

 

高血圧性脳出血の発生部位

脳出血にも起こりやすい部位があります。特に高血圧性脳出血は好発部位があります。

部位 割合
第1位 被殻 40%
第2位 視床 30%
第3位 大脳皮質下 10~15%
第4位 小脳 10~15%
第5位 脳幹 5~10%

 

高血圧性脳出血は被殻と視床で70%を占めます。

 

年齢では60~70代が好発年齢です。
ではそれぞれの位置と症状を見ていきましょう。

 

発生部位と症状

脳出血が起こると出血部位により症状は異なります。
ここでは実際のMRI画像からだいたいの部位とその症状をお話していきます。

被殻出血


被殻出血の症状
  • 片麻痺
  • 感覚障害
  • 失語症
  • 半盲(左右片側が見えなくなること)
  • 失認(人やものが認識できない)
  • 失行(ある動作をしようとしてもできない)

 

視床出血

視床出血の症状
  • 片麻痺
  • 感覚障害
  • 失語症
  • 眼瞼下垂(まぶたが下がってきます)
  • 視床痛

※視床痛:障害側の上肢や下肢に不快な痛みを伴う症状

 

大脳皮質下出血

大脳皮質下出血の症状
  • 片麻痺
  • 感覚障害
  • 失語症
  • 半盲
  • 失認
  • 失行

 

小脳出血

小脳出血の症状
  • 運動失調
  • 回転性めまい
  • 嘔吐

 

脳幹出血

脳幹出血の症状
  • 四肢麻痺
  • 意識障害
  • 呼吸障害
  • 心停止

 

どの部位も脳にとっては重要な働きがあります。後遺症は様々ですが、今日はその中でも小脳出血の後遺症でもある回転性めまいについて詳しくお話していきます。

 

回転性めまいとは

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自分や周囲(天井や壁など)がグルグル回って見える症状のことです。吐き気や嘔吐を伴うことも多くあります。

 

回転性めまいの症状
  • 天井が回っている感じ
  • 立つと地面が起き上がってくる
  • 物が一方向へ流れる
  • 周囲の景色が勝手に流れていく

 

このような症状が多くみられます。

 

原因としては、以下の部位に障害等があった場合に多く見られます。

  • 内耳
  • 前庭神経
  • 小脳

 

内耳や前庭神経によるめまいであれば改善方法はありますが、
小脳や橋など中枢神経障害では治療法が未だ見つかっていません。

 

リハビリにおいても明確な方法は確立されておらず、それが回復のためのリハビリを行えない原因の一つにもなります。

 

 

脳梗塞や脳出血の回復は発症から半年のリハビリが非常に重要です。

 

発症から半年が最も回復しやすい期間とされています。
その期間に一刻もはやい回復を目指し、リハビリを行うことが機能が回復する見込みが高いのです。

 

出血部位の浮腫(腫れ)が引くことで多少のめまい軽減は期待できますが、早期のリハビリ開始のためにも、まずはめまいに慣れることが重要です。

 

なるべくめまいがあっても起きている時間を伸ばし、無理のない範囲で慣れていきましょう。気を紛らわせることも症状の軽減につながります。読書や雑談、スポーツ観戦など、集中できることがお勧めです。

 

 

いかがでしたでしょうか?
脳卒中の後遺症で悩む患者様はたくさんいらっしゃいます。

 

本来であれば医療機関が警鐘を鳴らし、発症を食い止めることができればそれが最善です。しかし起こってしまったことはどうにもできないため、発症後はどのように対応していくかが大切になります。


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