『妊婦加算』ってご存知ですか?

 

平成30年4月1日から算定できるようになった診療報酬です。

 

簡単に言うと
『妊婦さんは他の患者さんに比べていろいろリスクあるから、その分料金上乗せね』
ってこと。

 

Twitter上では妊婦税とも言われ批判が相次いでいました。

 

自己負担3割で初診で約230円、再診で約110円負担が増えてた

 

平成30年5月に知り合いの妊婦から風邪っぽいから病院を受診したいという相談を受けました。

 

診察予約の手続きをしていたときに医事課から
『妊婦さんなら新設された点数の加算算定があります』と言われ……

 

『え?そんな加算あった?』と……

 

私、恥ずかしながらこのとき初めて妊婦加算を知りました。

 

このときが当院初の妊婦加算算定。

 

さっそく青本(医科点数表の解釈)という分厚い本を取出して調べました。

 

 医師が妊婦であると判断した場合、初診時75点、再診時38点を加算算定する

 

確かに新設されてました。

 

個人的には疑問

 

これは妊婦さんが医療機関を受診した場合、どの診療科であったとしても必ず上乗せされるものです。

 

うーん。
理解できなくはない。

 

確かに妊婦さんは他の患者さんに比べるとリスクがあるのは事実。

 

ただ妊婦だからという理由ですべての診療科で他の人よりも料金が高くなるっていうのはちょっと腑に落ちません。

 

今回話題に上がっているコンタクトレンズとかまさに納得いかないですよね。

 

 

妊婦であるリスクが全く関係ない診療科受診でも料金の上乗せがある。

 

 

これは妊婦税と言われても致し方ないかもしれません。

 

 

例えば妊婦であるため胎児への影響を考慮して検査や薬を慎重に判断する必要があった。

 

 

こういう場合の妊婦加算なら納得できます。
ただしこの場合、どこまでを解釈の範囲とする等の問題はあると思いますが……

 

現時での情報だと『妊婦加算を算定しない場合』の議論がされていきそうですね。

 

今後は3段階での見直し予定

 

今後は3段階で見直しが検討されています。

 

①まずは投薬を伴わないコンタクトの処方や視力検査等は医療費を上乗せできないよう適応を厳格化する予定

 

②次に妊婦加算で自己負担が増えないような措置の検討

 

③次の診療報酬改定(2020年度)で妊婦加算を廃止 → 妊婦の新たな診療報酬の創設

 

今後、より議論が深まることを期待します。

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