脳梗塞の症状と検索するとだいたいが『左右どちらかの麻痺』もしくは『手足のしびれ』
といった情報が表示されます。しかし、臨床ではそうとは限りません。

 

まずは先日、片麻痺やしびれがなかった実際の症例です。

 

片麻痺やしびれのない脳梗塞

 

先日このような患者様が来院されました。

 

麻痺なし、意識もはっきりしており、バイタル正常。
唯一の症状として

 

少し言葉が出にくい気がする

 

それ以外には異常はない患者様です。
頭部MRIの検査を行ってみると……

 

 

 

右上に白い部分が確認できますね。
これが脳梗塞です。

 

この場所は『島』という言語を司る部位です

 

そのため麻痺やしびれの自覚症状が現れなかったのです。
当日入院となり、薬物投与による経過観察で数週間後に退院されました。来院時とその2週間後の脳の血管の比較です。

 

 

赤い丸で囲まれた部分の血流が改善されたことがおわかりいただけるでしょうか?

※クリックで拡大できます

 

脳梗塞の発生部位による症状

 

このように発生部位により症状が異なる脳梗塞。
どのような症状が起こるのか知っておいて損はないと思います。

 

緊急時の対応が、その後の人生の分かれ道になることも少なくありません。

 

発生部位による症状についてお話していきます。
厳密に言えば異なる話もありますが、ややこしい説明を省くためなので大目に見て下さい。

 

被殻

【症状】

  • 手足がふるえる
  • 片側手足の麻痺
  • 小刻みに歩く

 

視床

【症状】

  • 反対側の手足のしびや痛み
  • 反対側の顔のしびれや痛み

 

内包(後脚)

【症状】

  • 反対側の手足の麻痺
  • 反対側の顔の麻痺

 

視放線

【症状】

  • 反対側が見えなくなる

 

BROCA(ブローカ)野

【症状】

  • 言葉が出ない

 

ウェルニッケ野

【症状】

  • 相手の言うことが理解できない

 

前頭葉

【症状】

  • 気力がなくなる
  • 痴呆・物覚えが悪くなる
  • 臭いがわからなくなる
  • 感情が抑えられない(情緒不安定)
  • 両目が同側にむいてしまう

 

脳幹

【症状】

  • 嚥下障害
  • むせ
  • しびれ
  • 昏睡
  • 植物状態
  • 呼吸停止
  • 心停止
  • 失神

 

この脳幹部は人間の活動を調整している非常に重要な部位です。
脳幹梗塞が起こると即命にかかわる危険な状態となります。

 

側頭葉

【症状】

  • 人の顔がわからない
  • 知っている景色がわからない

 

小脳

【症状】

  • めまい
  • 嘔吐
  • 同側半身の運動機能障害

 

脳梁

【症状】

  • 短期記憶の障害

 

左頭頂葉

【症状】

  • 左右がわからない
  • 計算ができない
  • 文字が書けない
  • 図が写せない

 

右頭頂葉

【症状】

  • 服をうまく着れない
  • 道に迷う
  • 左にあるものがわからない

 

 

脳梗塞の原因となる最たるものが高血圧と動脈硬化です。
脳梗塞や脳出血の発症が人生の分岐点にもなりえます。

 

  • 重度の後遺症
  • 家族への負担
  • 収入の減少
  • 介護の負担

 

そのときに振り返って後悔してもどうにもなりません。
発症後はどのように生活していくのか、もう前を向いて対応を考えるしかないのです。

 

可能であれば、そうなる前に対策をとって下さい。


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