脳卒中の本当の怖さ!実際の事例から考える高血圧と高脂血症の恐怖!

 

あなたは以下の話を他人事だと思いますか?

まずは30秒でいいので冒頭だけでも目を通してみて下さい。

 

これは実際の病院での実症例です。

『56歳男性。右麻痺と構音障害。22時ごろより症状あり。血圧200/120。レベル300。』

 

救急隊から病院に電話があり、患者状態が医師に伝えられます。
受け入れが可能な状態であればそのまま病院に搬送してもらいます。

 

医師は救急隊からの電話で疾患のあたりをつけ指示を考えます。
看護師はバイタル測定・採血の準備を
コメディカルスタッフは機器の立ち上げなど検査準備をします。

 

救急車到着後、一緒に同乗してきた患者様の家族に話を聞きました。

 

『いつもと変わらない生活を送っていました。』

『最近気になったことと言えば数日前に右手が少ししびれると言っていたこと。』

『その前後で頭が痛くて市販の頭痛薬を飲んでいたことぐらいですね。』

『薬は飲んでいます。コレステロールを下げる薬と血圧を下げる薬です。』

『今日は突然頭が痛いと言い出していつもと様子が違ったので慌てて救急車を呼びました。』

 

奥さんは突然のことで動揺している中、涙を浮かべながらも懸命に答えてくれました。
後から到着した子供やまだ赤ちゃんの幼い孫も不安そうに見守っています。

 

病院到着後一通りの処置や検査を終え、下された診断は脳梗塞

 

幸いにも一命はとりとめました。
麻痺や言語障害はリハビリによる回復も見込まれます。
しかし病巣の範囲が広かったため後遺症が残る可能性は高いと思われます。

 

 

いかがでしょうか。
少ない情報ではありますがあなたにこの患者様との共通点はありませんでしたか?

 

危機感と想像力の重要性

 

いつものように生活をしている中で

 

  • 手足のしびれ
  • 心臓の動悸
  • 言葉がうまくでてこない
  • 突然の激しい頭痛    など

 

このような経験はありませんか?
それはもしかしたら脳卒中の前触れかもしれません。

 

ある日突然発症してしまう脳卒中。
しかしその前兆症状が起こる原因となる病気が存在します。その病気とは

 

『高血圧』『脂質異常』

 

このごくありふれた2つの病名が多くの方の生活を一変させているのです。
年間どのくらいの方がこの2つが原因で亡くなられているかご存知ですか?

 

 

脳血管疾患と心疾患での死亡者数は約32万人。
この多くが高血圧と動脈硬化が原因とされています。

32万人という数字は年間死亡者数の約25%を占めています。

 

 

この25%とはあくまで『年間死亡者数』における割合です。
例えば脳梗塞で言えば発症時に亡くなる方は約2割(年間約6万6000人)。

 

 

つまり脳梗塞だけで考えても年間約33万人が発症しています。
脳卒中疾患全般で考えると年間約117万9000人が発症しているのです。
それにかかる医療費は年間約1兆7000億円。

 

 

何だかよくわからない数字ですよね。

 

しかし確実なのは年間117万9000人もの方が脳卒中を発症しているということ。
1日平均にすると3230人。

 

結構な数ですよね。

 

その脳卒中の発症で多くの方が困っていることが経済面です。
あなたは後遺症が残ったまま現在の仕事を続けることは可能ですか?

 

疾患の程度にもよりますが、残念ながら社会復帰できない方もいらっしゃいます。
つまり発病者の収入が途絶えてしまうのです。

 

 

病院で患者様に話を聞いていると
『病が原因で収入が途絶える』ということに対して
危機感を抱いている方はほとんどいらっしゃいません。

 

 

ご自身に持病があったとしてもです。
確かに介護保険制度など国が補助してくれるようなシステムもあります。
しかしこれらの制度は手出しありきの制度です。

 

  • 生活費
  • 家のローン
  • 車のローン
  • 子供の学費
  • 保険の支払い
  • 医療費

 

このように収入が一時的に途絶えても出ていくお金は存在します。
さらには後遺症によるお金以外の問題も浮上します。

 

  • 家族の介護負担
  • 両親の介護問題
  • 介護による時間的制約
  • 生活空間のバリアフリー化

 

 

たった一つの疾患にかかるだけでこれだけの問題が表面化してくるのです。
そして恐ろしいことにこのような事態になってしまうことの危険性がほとんど認知されていません。
そのため脳血管障害や心疾患を発症した方は口を揃えてこういいます。

 

 

『まさか自分がこうなるとは思わなかった』

 

 

それはそうですよね。
交通事故を起こしたくて起こす人はいません。
病気もそうです。

 

一度あなたもご自身が病気や事故で働けなくなったときのことを想像してみて下さい。

 

現在ある程度の蓄えがありますか?
給与以外からのキャッシュがありますか?

 

もしそうであれば病になったその先の具体的な生活プランを思い描いて下さい。

 

現在蓄えがあまりない。
収入が途絶えた時の3か月後がイメージできない。
現在の収入が不安定。

 

このような場合は働けなくなったときに、どうするかを一度は考えておいて下さい。

 

一番身近でその影響を受けるのがあなたの家族。
発病前後で家族全員の生活が一変してしまうのです。

 

どんな形でも継続は力

 

一度発症し、後遺症が残ってしまうと当事者だけでなく、奥さん、子供、孫、両親、場合によっては甥や姪、親戚、職場といった多くの人に影響を与えてしまう血管障害。

 

この血管障害については、発症してからの対処療法で元の状態に100%戻るという可能性は高くありません。そのために発症前の対策が非常に重要になります。

 

高血圧や動脈硬化を原因とする血管障害において、効果的なものは予防です。
最も望ましい予防法は生活習慣の改善。

 

  • 適度な有酸素運動
  • 代謝を上げるための筋トレ
  • タンパク質を主体とした栄養バランスのよい食事
  • ホルモンバランスを考慮した就寝時間と睡眠時間

 

この生活習慣を3ヵ月続けるだけで、血液データや体の不調はほぼ改善されます。
しかし………

 

 

まず無理です。
断言できます。

 

 

上記4つの項目はパッと見、簡単そうにも見えますが、正しい知識と正しい方法で実施しなければあまり意味をなさないこともあります。さらにそれを継続しなければいけないのです。

 

ごくごく稀にビシッとした生活をしている方がいらっしゃいますが……
もし私が

 

『このままだとあなたは10年後には元気に歩けている可能性は低いです。生活習慣の見直しをして下さい。』

 

このように言われたとしても現実的に完璧な生活習慣に改善することはなかなか難しいものがあります。仕事、育児、親の介護、学校行事、付き合いなど、誰しもが時間的制約・経済的制約が存在します。だからこそ考え方を変える必要があるのです。

 

 

10年後の日常を守るためにまずはできることを始めればいいのです。

 

 

1日5分歩いてみる。
夕飯のおかずを1品サラダに変えてみる。
ダンベルを購入して1日1部位筋トレを始めてみる。
昼食前に職場の階段を1階から最上階まで往復する。

 

なんでも構いません。
まずは10年後のために何か始めてみましょう。

 

 

あなたに合わない方法やなかなか続けられない方法であれば
また別のやり方を試せばいいだけです。

 

 

必ず続けられる方法が存在します。
それが見つかるまで無理なく探して、試し続ければいいだけなのです。
継続は力です。

 

一つのことをずっと続けることも大切です。
しかし続かない人もいます。

 

そこで諦めるのではなく探し続けることもまた継続なのです。

 

しかし中には
『私は今薬でコントロールできてるから大丈夫。』
『多少悪くても薬を飲めばいたって健康なんだから問題ない。』

 

このように考える方もいます。
もしあなたが薬を服用中であれば以下のことを意識しておいて下さい。

 

船底に空いた穴

 

あなたは現在薬の服用をしていませんか?
例えば以下の薬です。

 

脂質異常(高脂血症)の薬

クレストール
メバロチン
リピトール
ゼチーア
エパデール
レパーサ   など

 

血圧(降圧剤)の薬

ノルバスク
アムロジン
アダラート
カプトリル
レニベース
ディオバン
オルメティック
アジルバ    など

 

ここではごく一部しかあげませんが、これらの薬は多くの方が服用しています。
私は医療従事者なので薬の服用に否定的な立場ではありません。
抗生物質や鎮痛剤などは確かに効果があります。

 

 

しかし高血圧や脂質異常において
薬の服用は身体の状態の根本的な改善にはなりえません。

※疾患によっては薬の服用しか手段がない場合もあります

 

 

これは穴の開いた船への対処に例えることができます。

 

船底に穴が空いた船はどんどん水が入ってきます。
薬の服用はこの水をバケツで外に汲みだす作業に似ています。

 

体力を消耗しながら溢れてくる水を外に出しているのです。
作業を止めれば船はいずれ沈みます。

 

しかし船底を何かで塞いでしまえば体力を消耗することもなければ、船が沈むこともありません。

 

この船底を塞ぐ作業こそが予防です。
船が沈むのを予防する必要があるのです。
あなたの船には水が入ってきていませんか?

 

今は気づかないぐらいの小さな穴かもしれません。
しかし船が傾いてからでは遅いのです。

 

 

時間を投資するという考え方

 

船底を防ぐにはそれなりの時間と労力が必要です。
船が傾く前になんとかしなければいけません。

 

誰しもが手間のかかることや労力を要することはしたくありませんよね。しかしそれを怠ることにより大きな損失を被ることになります。

 

 

私はある意味、健康のためのダイエットや食事管理などは
自らの時間(手間)を費やす投資だと思っています。

 

 

投資とは何もお金を使ってお金を稼ぐことのみを指すわけではありません。
『将来被るはずの損失』を食い止めるための行為やそれに費やす時間も考え方によっては投資です。

 

マイナスになるものが±0もしくはプラスになるためです。
マイナスが0になるのであればそれは利益と言えますよね。

 

あなたは自分が働けなくなったときに一体どれほどのものを手放すことになるのか真剣に考えたことがありますか?

 

ではどうすればいいのか

 

脳卒中になってしまった場合、収入だけでなく行動範囲の制限、介護のために家族が費やす時間など失うものの大きさは計り知れません。このような事態を避けるためにもまずは簡単にできることから始めてみましょう。

 

しかしそうは思ってもなかなかできないことも多いです。

 

『生活習慣の改善の必要性はわかってはいるけど、何をしていいかわからない。』

『ずっと始めようと思っているけど、なかなか最初の一歩が踏み出せない。』

『今は状況的にできないため落ち着いてから始めようと思っている。』

『仕事が忙しいから退職したら頑張るよ。』

 

このような話をされる患者様は非常に多くいらっしゃいます。
私の父も退職したら健康管理を頑張るというのが口癖でした。

 

病があなたの状況に合わせて待ってくれるのであればそれもいいでしょう。
しかし病気は待ったなしで容赦なくあなたの生活を壊してしまいます。
まずはなんでも構いません。

 

 

できることから始めましょう。
ただ何もしないよりは確実な前進となります。
もし合わなければ違う方法を探せばいいのです。

 

 

健康は失ってからでは取り戻すことが難しいものです。
ここまで読んでいただいているあなたはそのことを理解されているはずです。

 

運動・サプリ・ストレッチなんでも構いません。
やっている人と何もしない人……

 

 

確実いはます。

 

 

 

ここまで長々とお話してきましたが、結局はできることから始めましょうということです。ただその一歩を踏み出せないもしくは踏み出さない人が非常に多いのです。

 

まずは当ブログにて正しい知識を知ってもらい、あなたにとって適切な対応を考えてみましょう。改善法などもその都度提示していきます。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ここまでお付き合いいただいたあなたが、10年後も今と変わらない生活を保てていることを切に願っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です