ある日の会社での会話。

 

『〇〇さんが倒れたそうだ』
『え?本当?いつ?』

 

『昨日夕飯の後のお風呂の時だったそうだ。原因は脳梗塞だったらしい……』
『脳梗塞か…俺も血圧とコレステロールはい健診でいつも引っかかるしな。気をつけないと……』

 

このような会話の経験がある方も少なくないでしょう。
それほど多くの方が脳に関する疾患を発症されています。

 

このような会話の中で出てくる疾患名。
それは以下の5つの中のどれだと思います。

 

  • 脳卒中
  • 脳梗塞
  • 脳出血
  • 脳溢血
  • クモ膜下出血

 

この5つはよく混同される疾患です。
それぞれにどう違うのかご存知ですか?

 

 

これら5つは脳の血管が原因の疾患です。

 

 

その違いを簡単にお話していきますね。
まずは脳卒中からいきましょう。

 

脳卒中とは

 

そもそも脳卒中という言葉は医学用語ではありません。

 

脳卒中の語源

『脳』 は頭部のこと。

『卒』 とは突然倒れるの卒倒を意味しています。

『中』 とは毒にあたる中毒を意味しています。

 

このように『脳卒中』という言葉は当て字です。

 

『脳が毒にあたったかのように突然倒れる』ということで脳卒中と言われるようになりました。

 

現在でも病院では患者様にわかりやすいよう脳卒中という表記が用いられています。『脳卒中センター』や『脳卒中学会』など。

 

 

脳卒中とは正式な医学用語では『脳血管障害』と言います。
そして脳卒中とは『脳梗塞』『脳内出血(=脳溢血)』『クモ膜下出血』の総称のことです。

 

脳卒中とは
  • 『脳梗塞』
  • 『脳内出血(=脳溢血)』
  • 『クモ膜下出血』

→この3つの総称のこと

 

ここから脳梗塞・脳内出血(脳溢血)・くも膜下出血の違いについてです。
しかしその前に『こんな症状が出たら脳卒中を疑って!』というものを上げておきます。

 

こんな症状が現れたら注意!

 

確かに脳卒中は予兆なく突然発症することが多い疾患です。
しかし場合によっては前兆や発症初期では以下のような症状がみられることがあります。

 

前兆や初期症状
  • 激しい頭痛
  • 手足のしびれ
  • 言葉がうまくでない
  • 物が見えにくい
  • 呂律がまわらない
  • 気分不良、嘔吐
  • ふらつきや真っ直ぐ歩けない
  • 話が理解できない
  • 顔の表情に左右差がある

 

特に高血圧、動脈硬化と言われたことのある方で『突然殴られたような頭痛』『手足のしびれ(半身)』『言語障害』が頻発する場合は危険な状態かもしれないので、必ず病院へ行って下さい。

 

上記のような症状があれば要注意です。もし気になることがあれば、その対応はこちらです。

 

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※発症時の対応方法です。

 

脳卒中が起こる直接の原因

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ではなぜこのような症状が現れるのでしょうか。
主な原因は2つです。

 

脳血管障害の原因
  1. 血管が詰まる
  2. 血管が破ける

 

①血管が詰まると梗塞(脳梗塞)
②血管が破けると出血(脳出血・脳溢血・くも膜下出血)

 

が起こります。
その割合は以下のとおりです。

 

脳血管障害患者の原因の割合

梗塞  → 約75%

出血  → 約25%

その他 → 約1%以下

 

ひと昔前だと出血と梗塞の割合が逆でした。
それがなぜ逆転したのか。

 

その点はこちらの記事をご覧下さい。

 

 

梗塞と出血ではそれぞれに原因が異なります。

 

梗塞の原因

脳血管障害の75%を占める脳梗塞。
その直接的な主な原因は『高血圧』と『動脈硬化』です。

 

この2つが原因で脳の血管が詰まってしまうのですが、その詰まり方には3通りあります。

 

脳梗塞の3つの原因
  • 血栓性
  • 塞栓性
  • 血行力学性

 

この3つについてはこちらで詳しくお話しています。

 

 

この中でも特に塞栓性の梗塞は範囲が病巣範囲が広く後遺症も残りやすいです。

 

出血の原因

 

脳内で出血を起こす疾患は出血の発生場所により2つに分けられます。

 

出血箇所による分類
  1. 脳(内)出血(脳内での出血)
  2. くも膜下出血(脳の周りの出血)

 

脳出血の原因としては高血圧によるものが全体の70%を占めます。

 

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ここまでの話をまとめておきます。

 

まとめ
  • 脳卒中は脳血管障害のこと
  • 脳卒中とは『脳梗塞』『脳出血=脳溢血』『クモ膜下出血』の総称
  • 脳卒中の原因は梗塞と出血
  • 梗塞は脳梗塞
  • 出血は脳出血(脳溢血)とクモ膜下出血
  • 出血は発生場所により脳内出血(脳溢血)とクモ膜下出血の2つにわけられる

 

検査や予防は?

 

まずは健康診断や人間ドックが一番身近です。
採血(血の検査)でも血液が今どんな状態かがわかります。

 

心配でしたらまず健康診断や人間ドック(脳ドック)を受け、神経内科などの専門医にご相談されることをお勧めします。

 

特にMRI検査のMRAという撮影法では血管のみを画像化することができます。

 

 

脳卒中は発症してからでは対処療法しかありません。
何よりも大切なことは予防です。

 

 

血圧とコレステロール値のコントロールが必要です。もしあなたが現在高血圧や脂質異常症であれば、すぐにでも改善に取り組むことを強くお勧めします。

 

 

正しい方法であれば、少なくとも2~3か月後には変化がみられます。

 

 

 

まずは健康管理から始めましょう。


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