脂質異常症(高脂血症)とタバコの関係は?LDLが高くHDLが低い原因は喫煙?

 

この記事にたどり着いたあなたは健康診断で脂質異常症(高脂血症)と指摘された愛煙家、もしくはその家族の方だと思います。

 

LDL 235 (正常値119mg/dl以下)
HDL 28 (正常値40~119mg/dl)

 

健康診断でこんな値が出たらビビりますよね。
私は本気でまずいと思いました。

 

職場の健康診断で血液検査のデータが出た直後、健診部から
『LDLが235です。まずは診察を受けましょうか』
と電話が……

 

LDL235という値はすぐにでも治療薬を飲み始めるべき値です。
LDL140mg/dl以上で高LDLコレステロール血症という診断がつきます。

 

運動を心がけて、食事に気を付けましょう!
なんてレベルではありません。

 

とりあえず薬を服用して値を下げましょう
という流れになります。

 

これを機に私の禁煙生活が始まりました。

 

脂質異常症の問題は動脈硬化

 

LDLが高い場合、怖いのは動脈硬化です。
血管障害の原因となり、脳梗塞や心筋梗塞を起こしてしまいます。

 

私は家族全員が高LDLの家系で祖父、祖母ともに脳梗塞と心筋梗塞で亡くなりました。職業柄も血管障害の怖さは身をもって知っています。

 

こちらに動脈硬化のCT画像を掲載しておきます。
この白い部分が石灰化といい、動脈硬化が進行(プラークにカルシウムが沈着)した状態です。

 

よく錆びた血管と表現されます。
喫煙はこの動脈硬化と手を結ぶ関係にあるのです。

 

脂質異常症(高脂血症)とタバコの関係

なぜ脂質異常症(高脂血症)で禁煙を始めたのか……
それはタバコが動脈硬化を促進させる作用を持つためです。

 

喫煙が動脈硬化を促進する理由を以下で述べます。

 

■ニコチンは中性脂肪の原因となる遊離脂肪酸を増加させる

■HDL(善玉コレステロール)を減少させる

■血液が酸素を運搬する作用を阻害する(一酸化炭素の働き)

■血管の収縮により血圧が上昇する

■血管内側の内皮細胞を傷つける

■LDLを増加させる

■マクロファージの泡沫化を促し動脈硬化を促進させる

 

いかがでしょう?
いいことは一つもありません。喫煙のメリットといえば

 

■側坐核を刺激してやる気スイッチがわずかにONになる

■煙を吐き出すことにより深呼吸ができ、落ち着く

 

この2点ぐらいです。
圧倒的にデメリットが上回りますね。

 

まずは禁煙、そして栄養管理、運動。
地道な方法に思えますが、健康にはこれが一番の近道です。

 

日本循環器学会、日本動脈硬化学会、WHOでも動脈硬化と喫煙の関係はガイドラインに明記されています。血管障害の対処療法というのは後遺症との戦いになります。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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