糖尿病の原因と分類は?気を付けたい初期症状や治療についても

糖尿病は脳梗塞や脳出血を起こしやすくなります。

それはなぜなのか?

一見関係なさそうにも思えますよね。

あなたは甘いものを食べると糖尿病になると思っていませんか?

実は半分正解半分間違いなんです。

 

 

糖尿病とは

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まず糖尿病とはどのような定義でしょうか?

『血糖値が高い状態を糖尿病っていうんじゃないの?』

はい、その通りです!

 

 

糖尿病かどうかの判断は血糖値とHbA1cの2つから診断されます。

 

 

日本糖尿病学会では以下のような診断基準です。

①空腹時血糖が126以上

②75gのブドウ糖を飲み2時間後の血糖が200以上

③常に血糖が200以上

④HbA1cが6.5%以上

 

いきなり小難しい話の雰囲気になって申し訳ありません……

 

上記4つの組み合わせにより糖尿病かどうかの診断がなされます。血糖のみもしくはHbA1cのみ糖尿病の値であった場合は1ヵ月以内に再検査を行い、判断します。

 

経験上、血糖値もしくはHbA1cのどちらかが基準値以上であった場合は糖尿病である可能性が高いです。

 

ここでHbA1cとは何ぞやということもお話しておきますね。(特に知らなくても問題ありません)

 

ヘモグロビンエーワンシ―といいます。

血管内で高血糖(ブドウ糖濃度が高い)状態が続くとブドウ糖はHb(ヘモグロビン)と結合します。

これをグリコヘモグロビンといいます。

グリコヘモグロビンにはいくつかの種類があります。その中でも糖尿病と密接に関わっているのがHbA1cという種類です。

この値が高ければ高い程、血液中のブドウ糖が多い=高血糖ということになるのです。

 

血糖値測るのに?と思いますよね。

 

HbA1cは過去1~2ヵ月程の血糖状態を知ることのできる指標です。血糖値測定では『今現在』の血糖値しか測定できませんが。HbA1cを測定することで、日ごろの状態を把握することができます。

 

このHbA1cは治療をする上で大きな判断材料の1つです。自分がどのくらいの値なのかはなるべく把握しておきましょう。

では血糖値が高いことの何が問題なのでしょうか?

 

 

こちらの記事でも話しているように糖尿病で亡くなることはありません。

怖いのは高血糖状態が引き起こす合併症です。

 

 

血糖値が高ければ当サイトの大きなテーマである高血圧と動脈硬化を引き起こしてしまうのです。その結果、合併症にて命を落としてしまいます。

 

合併症については急性合併症慢性合併症があります。

 

 

糖尿病の原因

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『糖尿病は生活習慣により引き起こされます』

 

似たような話を聞いたことありませんか?

しかし生活習慣は『引き金』であり、直接の『原因』ではありません。ポイントは生活習慣が乱れることで体の中で何が起こって糖尿病になるかです。

 

 

それはずばり『インスリン』です。

 

 

恐らく耳にしたことがあるのではないでしょうか?人間の体は本来血糖値を一定に保とうとする機能が備わっています。どのように保つのかを以下に記載します。

 

血糖値の動き

まず血糖値は食後に上昇します。食事により糖質が血管内に取り込まれるためです。

 

血糖値が上がるとそれを下げるためのホルモン『インスリン』が分泌され血糖値が下がります。(食後)

血糖値が下がるとそれを上げるためのホルモン『グルカゴン』が分泌され血糖値が上がります。(空腹時)

 

インスリンもグルカゴンも膵臓から分泌されるホルモンです。

 

当然血液中のブドウ糖が多ければ、インスリンが多く分泌されます。膵臓が頑張って働いてくれるわけです。

 

人間でもブラック企業に勤めて休む暇なく働かされれば、仕事のパフォーマンスは低下します。それどころか、体を壊したり鬱になったもします。それと似たようなことが膵臓でも起こってしまうのです。

 

パフォーマンスが低下するということは、インスリンの分泌量が減ってしまったり、効きが悪くなったりするということです。

 

その結果、ブドウ糖濃度が上昇して糖尿病という診断がつきます。このインスリンの働きにより糖尿病は分類されます。

 

 

糖尿病の分類

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日本糖尿病学会により糖尿病は4つに分類されます。

①Ⅰ型糖尿病

②Ⅱ型糖尿病

③その他の糖尿病

④妊娠糖尿病

 

Ⅰ型糖尿病

膵臓からインスリンが分泌されなくなることが原因です。その理由は未解明です。生活習慣や遺伝とはほとんど関係なく、体質によるものと考えられています。

 

Ⅱ型糖尿病

インスリンの分泌量が少なくなったり、効きが悪くなることが原因です。主な理由は生活習慣と遺伝と考えられています。日本人糖尿病患者の95%がこのタイプです。

 

その他の糖尿病

遺伝子異常や肝臓など他の病気が原因で引き起こされるものです。

 

妊娠糖尿病

妊娠中に起こる高血糖状態のことです。糖尿病に至らないまでも、子供に悪影響を与える恐れがあります。場合によっては治療が必要となります。

 

 

このように4つに分類されている糖尿病。できるなら可能な限り早めに発見したいですよね。続いては糖尿病の初期症状についてです。

 

 

気を付けたい初期症状

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できるだけ早期発見を心がけたい糖尿病ですが、原則症状はほとんどありません。しかし血糖値が高くなることで以下のような症状が現れる場合があります。

 

  • 異常に喉が渇く
  • 尿量が多くなる
  • 尿が異常に泡立つ
  • 体重の減少
  • 食後の空腹感
  • 食後の倦怠感

 

上記症状は血糖値の上昇やインスリンの影響で現れるものです。しかし糖尿病は高血圧や動脈硬化と同様、全く症状が出ない場合もあります。症状がなければ知らず知らずに合併症をきたしてしまい、

 

気づいたときには治療が難しくなっている状態ということも珍しくありません。

 

実際の症例

異常な喉の渇きが続き、1日に数リットルの水を飲み続ける方がいました。家族も始めは最近水を飲む量が多くなったなくらいにしか思ってなかったそうです。

 

しかし、冷蔵庫いっぱいにストックされた水を見て『これは異常だ』と異変に気付いたときには、糖尿病の影響で足の指の一部が壊死した状態になっていたそうです。

 

このように本人ですら自覚しにくいのが糖尿病です。

 

もしかかりつけ医があれば定期的に血糖測定や血液検査を受けられることをお勧めします。また会社勤めであれば、年に1回の健康診断があるはずです。

 

 

もし要再検査の判定がでているようでしたら、早めの受診をお勧めします。

 

 

余談ですが、健康診断の判定で要再検査や要治療の判定でも病院を受診しない方は多くいらっしゃいます。おそらく病気に対する知識が少ないためだと考えられています。

 

現在の医療では糖尿病を完治することはできません。しかし早期発見によりコントロールできる疾患です。気になることがあれば早めの検査をお勧めします。

 

 

糖尿病の治療について

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もし糖尿病になってしまった場合、どのようにして治療が進められるのでしょうか。糖尿病は分類により治療法が異なります。ここでは主にⅡ型糖尿病の治療について簡単にお話しておきます。

 

こちらも詳しく話をするとなかなかのボリュームになってしまうため、別記事にまとめる予定です。

 

①食事療法

②運動療法

③投薬

 

糖尿病の治療は基本的にこの3つしかありません。

 

薬は食事前に自分で行うインスリン注射や錠剤の服用などいくつかの方法がありますが、やはり重要なのは生活習慣です。

 

食事により体の負担を減らすことと、インスリンに頼ったブドウ糖の消費ではなく、運動による血糖値のコントロールが非常に重要です。しかし、中には仕事や家族との時間、介護、残業などで

 

 

『食事に気をつけたいけど、自炊する時間もないし、メニューを考えるのが大変』

『運動したいけど、その時間がない』

 

 

このようなこともあるでしょう。当サイトでは上手に病気と付き合っていくための方法もご紹介していきます。

 

例えば食事。最近では増え続ける糖尿病の患者様に配慮して、熊本県の一部の飲食店では『ブルーサークルメニュー』という運動が行われています。

 

こちらは総カロリー600kcal未満かつ塩分3g以下という食事内容のメニューです。栄養士と複数の糖尿病専門家から認証されている内容です。おそらくこのような運動は今後徐々に広がっていくでしょう。

 

このように医療の現場だからこそお届けできる情報もあります。放置することで命をも落としかねない高血圧や動脈硬化、糖尿病。当サイトが少しでもあなたのお役に立てると幸いです。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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