前回の記事で病院を受診した方がよい頭痛の症状をご紹介しました。

頭痛で救急病院を受診すべき症状とは?緊急で対処すべき6つの特徴!

2016.08.30

 

しかし、いざ受診となると何科に行けばいいの?との疑問が。

 

昔よりも細かく診療科が分かれている現代では患者様が病院や診療科を選ぶことができる時代です。

 

正しい選択で一刻も早い診断と治療開始による回復を目指しましょう。

 

記事内容

頭痛を扱う診療科

各科の特徴

専門性の重要性について

 

頭痛の症状で病院受診

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最近では病院も様々な診療科があり、『この症状だと何科に行けばいいの?』とわからなくなる場合も多くなっています。

 

病院に問い合わせてみるのが確実ですが、病院の規模や在籍する医師によっては専門の科がない場合も。そんな場合でも快く診察をしてくれる病院もあります。しかし、専門外であれば一通り診察をして『経過を見ながら様子見しましょう』となる場合も少なくありません。

 

特に夜間の時間帯であれば、大学病院や日赤など大きな病院でなければ、専門外のDrによる診察も珍しくありません。

 

耐えがたい症状があって病院に行くわけですから、早く症状の改善と原因の発見に越したことはありませんよね。頭痛に関しては以下の診療科への受診をお勧めします。

 

頭痛症状の診療科
  • 頭痛外来
  • 神経内科
  • 心療内科
  • 脳外科
  • 救急外来
  • その他(耳鼻科眼科歯科口腔外科)

 

『こんなにあるの?』と思いませんでしたか?それぞれに専門が異なる科がこんなにもあるんです。それだけ頭痛にも様々な原因があり、その原因による適切な治療法が存在するということです。

 

ではここからあなたの症状に合った診療科を探していきましょう。

 

頭痛外来

 

頭痛を専門に看てもらえるところです。

 

はっきりとした原因がわからずに悩んでいる方のための窓口です。頭痛に特化した外来で、診察を行う医師は神経内科や脳外科、心療内科など頭痛の原因となる疾患を多く扱う診療科の医師にて行います。

 

まずは問診を行い、あなたの頭痛が一次性頭痛なのか二次性頭痛なのかを判断するための検査(CTやMRI、脳波など)を行います。

 

一次性頭痛と二次性頭痛

一次性頭痛とは頭痛の原因となる他の疾患がないもののことです。こちらで詳しく解説しています。

一次性頭痛は生活習慣や体質が原因!放置すると脳卒中の可能性も!

2016.08.24

 

このように頭痛で悩むほとんどの方がこの一次性頭痛のどれかに含まれます。

 

それに対して病気により頭痛の症状が出ている場合を二次性頭痛と言います。

二次性頭痛の特徴と原因となる病気!脳卒中を見逃さないために!

2016.08.28

 

この二次性頭痛は命に関わる場合もあるため、早急な病院受診をお勧めします。

 

まずはどの頭痛であっても、頭痛単体での痛みなのか、それとも他の疾患による頭痛なのか、このどちらかを判断することが非常に重要です。

 

頭痛でお悩みの場合のはまずはこの頭痛外来の受診が第一候補になるでしょう。

 

神経内科

 

頭痛やめまい、しびれなどの原因疾患についての専門の科です。

 

もし近くに頭痛外来がない場合は神経内科が第二候補となります。当サイトのテーマである脳梗塞、脳内出血、クモ膜下出血も主に神経内科で扱われます。

 

頭痛に加えて以下の症状が現れた場合は神経内科の受診をお勧めします。

 

神経内科受診をおすすめする症状
  • しびれ
  • 麻痺
  • 真っすぐ歩けない
  • めまい
  • 物忘れ
  • 認知症疑い
  • 視野がおかしい など

 

神経内科とならんで頭痛外来を行っている病院もあります。神経内科は脳外科と重複する内容もありますが、外傷による頭痛でなかった場合は、まずは神経内科の受診が適切です。

 

心療内科

 

心療内科と聞くと『え?精神科なの?』と思う方が結構いらっしゃいます。しかし、『心療内科』と『精神科』は別ものです。

 

心療内科では主に心身症を扱います。

 

身体の症状を改善するための診療科です。心と身体のバランスを考えながら症状に対する治療を行うところなんです。

 

対して精神科は精神疾患(心の病)を扱うところです。具体的にはうつ、イライラ、不眠、幻覚、幻聴などの症状を診ていきます。

 

場合によっては一次性頭痛である片頭痛や緊張型頭痛もこの心療内科での受診が適切な場合もあります。特にストレスの多い現代社会。心療内科の敷居が高い時代は一昔前です。

 

働き盛りのお父さん世代で頭痛に苦しんでいる場合は、心療内科が適切かもしれません。海外ではストレスによる仕事効率の低下を避けるため、企業が心療内科の受診を推し進めている国もあるほどです。

 

脳外科

 

に脳梗塞や脳内出血、クモ膜下出血、もやおや病など外科的治療が必要な場合は脳外科になります。

 

しかし、いきなり脳外科に行こうという方は少ないと思います。もし脳外科に直行する場合は、以前脳卒中を起こしたことがある方や高血圧や動脈硬化の治療中で意識障害が起こった場合など限定的な場合が多いでしょう。

 

頭痛外来や神経内科を受診後に紹介状を持っていく方がほとんどです。

 

しかし、外傷の場合は別です。

 

交通事故や転倒転落で頭部から血がでている。または頭部に衝撃を受けたあと頭痛が治まらない場合などは脳外科が第一選択になります。

 

救急外来

 

今までにない激しい頭痛や意識障害、痙攣、麻痺など強い症状があった場合は一刻を争う場合があります。そんなときは迷わず救急車を呼びましょう。

 

以前右手に力が入らないという理由で救急車で来院された方がいました。自分で歩けるにも関わらずです。大袈裟だという方もいるかもしれませんが、検査を行うと脳梗塞を起こしていたという事例もあります。

 

もしそんな場合はなるべくCTやMRIといった検査装置のある大きな病院を受診することが賢明です。

 

その他(耳鼻科眼科歯科口腔外科)

 

もし上記の診療科で原因が特定できなかった場合は頭ではなく、目・耳・鼻・歯・口・喉にその原因があるかもしれません。

 

蓄膿症や副鼻腔炎、虫歯、かみ合わせなどでも頭痛の症状は現れます。

 

特に虫歯は注意して下さい。深い虫歯になると菌が血液に入り込み、脳や心臓の病気を引き起こしてしまう場合があります。

 

診療科選択の重要性

 

ここまでで頭痛における診療科の選択についてお話してきました。ここで私の経験からいかに診療科の選択が重要かをお話します。

 

【診療科による対応の違い】

学生のときですが、私は2週間ほど熱と咳が続き、近くの大学病院を受診したことがあります。

 

大学病院なので非常に大きく、待合室は患者さんでごった返しでいました。今はどうかわかりませんが、当時は総合案内の方がフロアにいたので

『咳と熱が2週間ほど続いています』と症状を伝えると呼吸器を受診して下さいと案内されました。

 

2時間程待合室で待っていると診察室に呼ばれ、診察が始まります。たまたまですが、診察していただいたのは当時の教授でした。その教授は結核の専門の方で、権威のある方でしたので、ラッキーと思い安心して診察を受けたことを覚えています。

 

診察後に言い渡された診断は『百日咳疑い』。たまたま百日咳が流行っていた時期でもあったのです。

 

『おお、結構悪かったんだな』と思いましたが、原因のあたりがつき少しほっとした記憶があります。

 

それから数日間、処方された薬を服用しましたが一向に改善しません。その間も高熱と激しい咳に苦しめられ、度重なる咳で粘膜が切れ血が混じる程でした。

 

『これはいかん。』と思い、先輩に電話をし大学病院の近くにある耳鼻咽喉科に連れていってもらいました。当時は一人では移動できないほどの身体のだるさと熱があったのです。

 

大学病院ほどの混雑はないためすぐに診察。5分程の診察ですぐに説明がありました。

 

医師『恐らく感染症で扁桃腺が腫れてるね。こんなに悪化するまで耐えられましたね。抗生剤出しとくので飲んでみて下さい。』

私『え??百日咳じゃなかったんですか?』

 

医師『うーん、最近多いし可能性はなくもないけど、ただの扁桃炎が激しく悪化したものだと思うよ。大学病院の先生方は普段は重症患者さんとか小さい病院では手に負えない疾患ばかり見られてるからね。しばらく薬飲んで様子見かな』

私(え?ただの扁桃炎だったの?)

 

本当かなー?と疑わしい気持ちで帰りましたが、熱と咳のしんどさから症状が楽になるならと藁をもすがる思いで指示通り薬の服用を始めました。

 

しかし服用を始めてびっくり。薬を服用するとこれまでの苦しみが嘘のように症状が改善されたのです。これには本当に驚きました。何も大学病院の教授がダメだったという話ではありません。

 

可能性としては百日咳の疑いも十分にあったのだと思います。

 

私にとっては純粋に専門性の違いを強く痛感した出来事でした。それ以来私は病院にかかるときは、調べうる範囲で症状を調べたり、人に尋ねたりして、適切な診療科を受診することにしています。

 

少し長い話になってしまいましたが、このように適切な診療科を選択することは非常に重要です。症状を一刻も早く改善したいのであればやみくもに病院を受診するのではなく、その疾患にあった受診科に行く必要があるのです。


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